ノウハウを詰めた一冊に
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自身の専門的な経験をもとに、テーマを決めて、成功例と失敗例をそれぞれ整理して、ノウハウや蓄積してきたデータを整理する。
- ・書店などで目立つところに陳列されているビジネス書の中から、自身がもっともわかりやすいと思う書籍を参考にしながら組み立ててみましょう。
- ・話題になっているビジネステーマや、これまで出ていない新しいビジネススキルやノウハウなど、読者の興味を引くテーマを軸にしましょう。
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多種多様なビジネス書の中で
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年齢、性別など、選んだテーマに沿ったターゲットを決める。テーマによっては幅広い年齢層にあてはまる内容もありますが、できるだけ絞り込んだほうが訴求しやすい。
- ・ターゲットになる層の悩みや抱えている問題、一般的に必要不可欠な要素でありながら苦手な人が多い事柄などを考えながらターゲットを絞り込んでみましょう。
目次を考える
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次に大切なのは目次です。書店でタイトルが気になって手に取った読者の多くが目次を見ます。読者が気になるキーワードや言葉がどれだけ含まれているか、または「面白そうだ」と感じさせることができる内容であるかどうかで、その先を読んでくれるか、棚に戻してしまうかが決まるといっても過言ではありません。
また、目次を作成することで、原稿の設計図ができるので、原稿が書きやすくなります。
- ・誰もが「なるほど」と共感できるような言葉や、逆説的な言葉を用いたりすることでユーモアのきいた目次タイトルを考えてみましょう。
「はじめに(まえがき)」「おわりに(あとがき)」を書く
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最初に、そもそもなぜこのテーマで書こうと思ったのか。この本にはどのようなことが書いてあって、何が習得できるのか、などを端的に表現して、これから書く原稿の軸がぶれないようにします。「おわりに(あとがき)」の原稿を一旦書くことで、執筆のゴールが明確になります。どちらも原稿を書き終えた後に書きなおしてもOKです。
- ・「はじめに(まえがき)」「おわりに(あとがき)」だけでも概要がわかるように、軸がぶれないように調整してみましょう。
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本文を書く
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日々時間に追われているビジネスパーソンが読むビジネス書で大切なのは「わかりやすさ」「面白さ」「テンポのよさ」です。書き方はいろいろとありますが、ビジネス書の場合、この3点が重要です。(自分が書きたいこと<読者が必要とすること、知りたいこと)を最後まで忘れず執筆します。
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- ・「わかりやすさ」は中高生でも十分読めるぐらいの平易な言葉を全編を通して用いるようにしましょう。どうしても難しい言葉を使用しなければいけない場合はなるべく読者の身近なものに例えながら補足の説明をするようにしましょう。
- ・「面白さ」は各センテンスごとに「そうだったのか!」という目からうろこ的なエッセンスと「そうそう」と共感できる内容を盛り込みましょう。事例に時事ネタなどを盛り込んで、飽きさせない工夫も忘れずに。
- ・「テンポのよさ」は、フォーマットを作り、それに原稿をはめ込む形で書いてみましょう。一つひとつのセンテンスごとに例えば「ユーモアの聞いた小見出し→そこで伝えたい結論→読者の身近な事柄に例えた説明→著者の主張」などというようにフォーマット化することで、読みやすくなり、読者が感じるテンポのよさが生まれます。このテンポのよさが「この本わかりやすかった」「読みやすかった」という読後の感想につながります。
推敲を重ねる
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書き終えた後の充実感は想像以上だと思います。少し時間をおいて、誰が読んでもわかりやすい内容になっているか、冗長になりすぎていないか、内容にかたよりがないかなどの観点から原稿を再度チェックしてみましょう。
差別化をどう図るか
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ビジネス書で大事なのはタイトルと目次です。どんな言葉を用いればターゲットになる層を惹きつけられるかということを念頭に置いて、自著のタイトルをつけてみましょう。
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- ・一般的に知られている言葉や表現、流行語などをとり入れてみましょう。
- ・「5つの法則」などのように、数字を出してわかりやすくするのもコツです。数は多すぎると、読むのに時間がかかりそうに見えるので、多すぎないように。