早速購入、あっという間に読み切りましたよ ♪
浜松地元出身者が描く、地産グルメを提供する粋なお店とそこに集まる老若男女の客が織りなす人間模様をさらりと描いた秀作。
冒頭の「花里へようこそ」にある「繁華街から一本奥まった通りに入ると大型チェーンの居酒屋は見あたらず、個人経営の店が多く並んでいる」、これを読むだけで私の脳裏には鍛冶町ランプ横丁辺りの光景がくっきりと浮かんできた。主人公のフラワーショップチェーンの社長が同姓であることも手伝って、花里の板長の大輔、「浜松文化芸術大学」出身のバイトの美紀、向かいのビルの二階にあるスナックのママ月子。みんな知っているあそこの割烹の店主とか小学校の同級生の彼女の顔が重なって見えてくるじゃないか。（笑）
主人公の俊平が借入に苦心している「浜松銀行有楽街支店」は歴史的建築のS銀行が頭に浮かぶぞ。
「いつもの」夕陽ビールや地元酒蔵の「蝶の舞」を飲み干しながら、牡蠣フライにはやっぱりあそこの「馬居ソース」だよね。（爆）
もちがつおや浜名湖鰻のハーフ＆ハーフ、イチジクの揚げ出しなんて食べたくなってくるよなあ。（￣￢￣）
失礼な表現になってしまうかもしれないけれど、孤◯のグルメのショートバージョンを文字で追うような感じで読んだら最高。(#^.^#)
続編を期待してしまうなあ。（*'∀`*）
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