人は決して一人では生きていけない
曜はまだ少年なのに母を亡くし一人になってしまう。それでも頼る人がいなく父ですら彼に手を差し伸べる事をしなかった。
それでも曜は生きていかなくてはならない。必死に生きてく中で不幸な事が続く。
誰かが彼を救おうとしなかったのか?
あるいは彼も誰かに助けを求めなかったのか?そして彼は犯罪に手を染めてしまう。
罪を償い反省をして不幸にしてしまった女性に会いに行くが彼の事がわからない。
認知症になっていた。わからないまま人生を終わらせて欲しくない。彼に謝る機会を与えて欲しい。
不幸だった彼の人生にも光があった。
それは父との想い出があったこと。
私も父に愛されず虐待されて育った。
何か想い出があるのだろうかと曜との人生を私は重ね合わせた。曜と共通するものがあるように思い感情移入してしまった。