久しぶりに読み応えがありました。展開が面白くスピーディーで間を持たせない。だからって
軽いかって言えば、これが情景描写や心理描写がしっかりしていて面白い。とにかく、文章が
うまい!こんな複雑な展開の話がこんなに解りやすく面白いのはこの文章力のせいだと思う。
結構たくさんの登場人物が出てくるのだけれど、読み終わった後に、彼らのことを何だか懐かしい人のように感じられるのはなぜだろう。

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ヴァネッサの伝言 単行本 – 2008/11/1
中條 てい
(著)
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剣は使うが血は流さぬ。強い意志と決意を胸に、大きな賭けに出るシルヴィア・ガブリエル。仮死で生まれた運命の子は、はたして未来への扉を開くことができるのか!?巨岩石が複雑に林立する魔境ギガロッシュ。その奥に偶然辿り着いた行き場のない人々。彼らはその閉ざされた世界に籠もり独自の村を形成していった。時を経ること二百余年、地形のもたらす困難さと誰伝えたとも知れぬ恐怖伝説により、未だ固く遠く外界から閉ざされていた村は高い技能を伝承、発達させながらも、次第に閉塞感に苦しめられていた。小さな村の自給自足の生活の中では、彼らの技術や腕も今や宝の持ち腐れ。外の風に触れたいという想いは村人の誰もが持っていたが、外界へ出ることに二の足をふんでいたのだ。そんな折、運命を背負った若者が一人、村を丸ごと外の世界に戻そうという画策を胸に、村の将来を救うべく外の世界へ赴く。類いまれな美貌と才覚を備えた彼は異邦人の医者と領主の側近を味方に、策略と突発的な事件を重ねながら計画を密かに準備していく。生きることの意味と遺される者の想いを深く描く、感動のヒューマン・ファンタジー。
- 本の長さ392ページ
- 言語日本語
- 出版社幻冬舎ルネッサンス
- 発売日2008/11/1
- ISBN-104779003784
- ISBN-13978-4779003783
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商品の説明
著者について
1956年生まれ。三重県在住。南山大学文学部仏文学科卒業。
登録情報
- 出版社 : 幻冬舎ルネッサンス (2008/11/1)
- 発売日 : 2008/11/1
- 言語 : 日本語
- 単行本 : 392ページ
- ISBN-10 : 4779003784
- ISBN-13 : 978-4779003783
- Amazon 売れ筋ランキング: - 2,157,298位本 (本の売れ筋ランキングを見る)
- - 554,515位文学・評論 (本)
- カスタマーレビュー:
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上位レビュー、対象国: 日本
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- 2009年4月13日に日本でレビュー済み読後はしみじみと暖かく切なく、優しい気持ちになれました。閉塞した村の未来を切りくため、重い病気を抱えながら村の外へと出て行く天使の名を持つ美貌の青年ですが、なんだかとんでも大きなことをやり遂げるのに、流血の戦いがないんですよ、これが実に実に嬉しかった。友情とか信頼とか、言葉にするとちょっと気恥ずかしくなるような情愛もたっぷり詰まっていて、きっとそうだろうと思いながら泣きました。作者の方、身近な方の死を経験されたかただと感じられ、これを共感される方もたくさんいらっしゃることでしょうね。心洗われるような作品です。