前回大好評だった絵本コンテスト、待望の第二弾!
今回のテーマは「お気に入り」。
飼っているねこ、毛布のなか、ずっと使っているマグカップ、
幼稚園のお迎えに来るママ、パパの肩車、子どもの寝相……なんでもかまいません。
おうちで過ごす時間が増えた今、身近なものの大切さやささやかな喜びに
気が付く機会も増えたのではないでしょうか。
“好き”をじっくりと見つめ、自由に形に残してみませんか?
[動画で分かる]のぶみ先生が教える絵本のつくり方講座はこちら。
のぶみ先生へのインタビューQ&Aはこちら。
特別審査員には、絵本作家ののぶみ先生をお迎えしています。
大賞作品は、幻冬舎ルネッサンスより書籍化いたします。
きょうりゅうのパン屋さん
やまだれいな 様
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あらすじ
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赤いきょうりゅうがやっている小さなパン屋さん。ここには、今日もいろいろなきょうりゅうのお友達がやってくる。みんなは自分のツノやしっぽによく似たパンがお気に入り!よろこんで帰っていきます。そこに、ドッシーン!とつぜん大きな音が…!?
講評
のぶみ先生
すごい!うまい!プロの絵本作家かと思いました。「きょうりゅう」は長年にわたる人気のジャンルですが、それに加えてこの作品には斬新な発想力も備わっています。起承転結がしっかりと作りこまれた展開には思わず唸ってしまいました。 数枚アングルを変えて背景を描き込むだけでも、またぐっと作品の世界観が仕上がると思います。ぜひ、「きょうりゅうの○○」といろいろな職業でシリーズ化してほしいですね。
編集部コメント
のぶみ先生にお見せする前から受賞を予感しました。イラストの完成度もさることながら、その展開が洗練されている点に魅力を感じました。個性豊かな見た目の恐竜たちの姿がパンに似ているという発想も奇抜で、とても可愛らしい作品です。
募集要項
募集内容 応募規定 |
テーマ:「お気に入り」 タテ・ヨコ不問。画材等も問いません。パソコンでの制作物も可。pdf、wordを推奨。 一太郎などの場合は、正しく表示されない可能性があります。 原画ではなくカラーコピー(1ページ最大A3まで)。 必ずタイトルを添えてお送りください。文字組等、書式や体裁は自由。 応募原稿は返却いたしませんのでコピーでのご応募をお願いいたします。 |
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応募資格 | 年齢:不問 性別:不問 その他:未発表作品に限ります |
応募開始日 | 2021年6月1日 |
応募締切日 | 2021年12月末日23時59分まで。郵送の場合は消印有効 |
結果発表 | 2022年3月末日大賞発表予定 ・受賞可否の通知は、大賞作品の発表をもってかえさせていただきます。 |
※募集要項についてご不明点がありましたら、下記お問い合わせ先までご連絡くださいませ。
賞
幻冬舎ルネッサンスより書籍化
作品の著作権
- 応募作品
- ご応募いただいた作品の著作権は著者に帰属することとなります。
- 入賞作品
- ご応募いただいた作品の著作権は著者に帰属することとなります。
主催者
幻冬舎ルネッサンス
その他注意事項
- ・応募原稿の返却は行いません。
- ・応募者へは弊社の個人出版サービスのご案内をさせていただく場合がございます。
お問い合わせ
コンテストについてのご質問はお電話、またはメールにてお気軽にお問い合わせください。
Tel: 03-5411-7188
E-mail: toiawase@ml.gentosha.co.jp
インタビューQ&A
初めて絵本制作にチャレンジする方も多いと思います。そのような方々に大切なことは何でしょうか?
一番大切なことはとにかく描いてみることです。初めて絵本を描くとき、どういう紙やサイズで、何枚描けばいいかっていう形式の部分が気になって、なかなか取りかかれないと思うんですよ。だからしっかり下調べをするんだけど、上手く描かなきゃと思って、もっとガチガチになっちゃう。それよりもまずは楽しく、自分が感動するかどうかを軸に描いてみてほしいですね。自分がおもしろいと思う作品になってはじめて、他の人が読んでもワクワクするようなものになるんじゃないかな。そういった意味では、周りの人に見せて感想を聞くことも大切ですね。
「お気に入り」は子どもたちにとってどのような意味をもつでしょうか?
人に言われなくても自発的にやることが本当に好きなものだと思います。子どもって好きなこと以外から学ばないんですよ。あまりにも楽しくて大好きで続けられることが、将来的にその子の個性や力になるはずです。 楽しいことをやって疲れたらやめちゃえばいいんですよ、単純な話です。
のぶみ先生だったらどのような作品を描きますか?
ぼくだったら、「お気に入りのママ」というテーマで描くと思います。やさしいママ、おこっているママ、たよりになるママ、ママにはさまざまな一面があるけれど、ぼくはこういうところが好きだよと描く作品はおもしろいものになるんじゃないかな。 あと、「お気に入り」が人それぞれなのはもちろんだけど、きっと「お気に入り」をもっているのは人間だけじゃないですよね。飼っている犬やネコのお気に入りの場所を描くのも、おもしろいかもしれないね。
先生は今回、どのような作品を期待していますか?
お気に入りと過ごした時間が見える作品ですかね。人が感動するときって、ストーリーの中に歴史が見えて、それが自分の人生で経験したこととリンクしたときなんですよね。自分にもこんなことあったな、とか、この登場人物はあの人に似てるな、とか。なので、お気に入りになるまでのエピソードやお気に入りと過ごしてきた時間を描いた作品は、読者の共感を呼ぶ素敵な作品になるんじゃないでしょうか。
最後に、応募を考えている方へ、メッセージやアドバイスをお願いします。
今回の「お気に入り」というテーマは、自分の好きなことを自由な発想で描けるのできっと描きやすいと思います。なので、絵本をつくるきっかけとして、ぜひチャレンジしてみてほしいですね。結局、絵本を描くのって楽しいですよ。よく見せようとか褒められようとすると苦しくなるから、この人に伝えたいっていうのを決めて制作するのはおすすめですね。
アドバイスとしては、三つの描き方が考えられると思います。①それがお気に入りになった理由やきっかけを描く ②お気に入りとの思い出について描く ③お気に入りの物目線から描く という方法です。自分が楽しいと思えるような書き方で、おもしろがって自由につくってみてほしいです。本当になんでもいいんですよ。
審査員からのコメント
みなさまからのご応募、お待ちしております!
人の心の温かみを感じさせる、愛に溢れた作品のご応募をお待ちしております。応募の仕方がよく分からない、初めてでも大丈夫かなと心配な方は、お気軽にお問い合わせください。
山名 克弥(やまな かつや)株式会社幻冬舎ルネッサンス 代表取締役社長
「プロの読者目線」を信念に、1ヶ月に5~10冊の書籍刊行に携わる。かつては企画営業部に在籍した経験から、書店への流通・販売戦略の立案や、プロモーション戦略面についても熟知し、制作面に拘わらずそれぞれの著者に最適な出版戦略の企画立案を得意とする。