気づけばいつもそばにあったギター。
部屋を埋め尽くすほどのぬいぐるみ。
心血を注いできた仕事で培った営業術。
「これがなくなってしまえばわたしじゃない」と想えるほど大切なものがある、
そんなあなたのためのコンテストです。
他の誰にも負けない知識と研鑽。
時間をかけてコツコツと手に入れたコレクションの数々。
溢れ出して抑えられない熱意を、昂ぶりを、愛を、原稿に込めてください。
年齢、性別、形式や文量は問いません。
胸に秘めてきた想いを形にするなら、今この瞬間が一歩を踏み出すときです。
大賞作品は毎月発表、幻冬舎ルネッサンスより電子書籍化いたします。
3月度大賞作品
僕が本当の医者になれた日
木痣間片男 様
- あらすじ
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神経疾患の専門医として従事する主人公・小竹は、初恋の相手・君歌がALSであることを確信する。未だ確実な治療法のない病によって大切な人が蝕まれていく様子を目の当たりにした彼は、医師として、男として、何を思うのか。 救うことができなかった命と対峙する度に自身の無力感に苛まれながらも、医療を求める新たな命に向き合い続ける男の葛藤に焦点を当てた、医師という職業における覚悟が滲む長編小説作品。
2月大賞結果を見る
2月度大賞作品
該当なし
編集者講評
ご自身の打ち込んだことや生涯を費やした職業のことなど、生きがいの詰め込まれた原稿のご応募を多く頂きました。それらの原稿に真摯に向き合う立場として、作品に込められた想いや生きがいの本質を弊社選定基準に基づいて原稿に問うた結果、今回の大賞は該当なしとなりました。 我々のコンテストで求める原稿は生きがいについて綴った思い出話ではなく、生きがいを通して秘めた想いを読み手に伝える”作品”です。 あらためて、溢れ出して抑えられない熱意を、昂ぶりを、愛を、込めた原稿からあなたの生きがいの素晴らしさを私たち見せて下さい。
1月大賞結果を見る
1月度大賞作品
保健師魂は眠らない
~眠れぬ夜のひとりごと~
福井恵美子 様
- あらすじ
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保健師としての生き方は「私」に病苦を与え、挫折を経験させ、再出発へと導いた――
ショートスリーパーであることを逆手に取り、使命感から激務をこなしてきた彼女は、いつの間にか眠りたくても眠れない体質へと変化していた。不眠への不安と認知症の母の介護、役職が上がることで増加する業務量によりさらに悪化の一途を辿る中、なぜ彼女は保健師にこだわるのか。 保健師としての34年間とこれからを綴った、ノンフィクション小説作品。
編集者講評
職務に振り回され、一度はどん底を経験していながらも保健師を天職と呼ぶ作者の文章の節々からは、現代人が忘れてはいけない、込み上げるような情熱を禁じ得ません。かつてのツケに苦しめられている現在でさえ、当時を振り返って「そうするしかなかった」と言い切ることができる保健師としての誇りと意地は、今回のコンテストテーマである誰にも譲れない「生きがい」を体現しています。
12月大賞結果を見る
12月度大賞作品
該当なし
編集者講評
文章力において申し分ない作品たちではあるものの、これまでの生き様について描かれているものが多くありました。これ以上ない人生の活力となる「生きがい」に対する想いを訴えかけてくる作品であるかどうかというコンテストの趣旨を鑑みた結果、今回は該当なしとなりました。
斬新さやまとまりの良いラストを求めるのではなく、誰にも譲れない自分の中の生きがいに対するストレートで熱い想いが伝わってくる作品を期待したいと思います。
11月大賞結果を見る
11月度大賞作品
ノーサイドの笛はまだ聞こえない
~約束のスクラム~
相木英人 様
- あらすじ
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青春時代を共にした出身校が廃校になるという知らせを聞き思い出のグラウンドに集まった、歴代の蟹江高校ラグビー部OBたち。彼らのラグビー人生を締めくくるはずの記念試合は、30年もの月日が経った男たちを再び奮い立たせる。45歳サラリーマンが駆け抜ける、熱気に満ちた小説作品。
編集者講評
学生時代に生きがいだったラグビーが長い年月を経ても色褪せることなくラガーマンたちの心を躍動させる様子が鮮やかに描かれる一方、思うように動かない体や年相応の悩みへの焦りや苛立ちについても描写している点で、一般的な青春小説にはないリアリティが生まれています。二度目の青春に熱中する「熱いおやじ」たちの姿には、読み手の心さえ突き動かすようなエネルギーを感じました。
募集要項
募集内容 応募規定 |
テーマ:わたしの生きがい ジャンル:エッセイ、自分史 pdf、wordを推奨(一太郎は正しく表示されない可能性があります)。 必ずタイトルを添えてお送りください。文字組等、書式や体裁は自由です。 ※応募原稿は返却いたしませんので、コピーでのご応募をお願いいたします。 |
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応募資格 | 性別・年代は問いません。 すでに出版されている作品の応募はご遠慮ください。 |
応募開始日 | 2021年11月1日 |
応募締切日 | 2022年3月末日23時59分まで。郵送の場合は消印有効 |
結果発表 | 2021年12月~2022年4月 毎月大賞発表予定 ・受賞可否の通知は、大賞作品の発表をもってかえさせていただきます。 |
賞
幻冬舎ルネッサンスより電子書籍化
作品の著作権
- 応募作品
- ご応募いただいた作品の著作権は著者に帰属することとなります。
- 入賞作品
- ご応募いただいた作品の著作権は著者に帰属することとなります。
主催者
幻冬舎ルネッサンス
その他注意事項
- ・応募原稿の返却は行いません。
- ・応募者へは弊社の個人出版サービスのご案内をさせていただく場合がございます。
お問い合わせ
コンテストについてのご質問はお電話、またはメールにてお気軽にお問い合わせください。
Tel: 03-5411-7188
E-mail: toiawase@ml.gentosha.co.jp
編集者講評
命の終わりに向き合う医師という職業に対する責任感と覚悟を小説の中に落とし込んだ1作であり、自身の患者を看取った直後であっても常に新たな患者が存在し続ける環境の中でも、強い芯を持って現場に立ち続ける医療従事者の方々の心の内が吐露されています。「生きがい」という言葉を使用せずとも、誰かが生きる可能性を最大限引き出すために全力を注ぐ小竹の姿がそのすべてを物語っています。