表現者の肖像 江良直紀
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表現者インタビュー

出版をされたきっかけ・目的を教えてください

 自分の社会科教師(世界史専門)として、研究してきた世界遺産学。世界遺産学検定マイスター級を取得し、自分自身もたくさんの世界遺産を訪問して来た経験を、とある時期に、一冊の本にまとめようと決断しました。

出版前後でどのような変化がありましたか

 原稿を書くという作業は、常にひらめき。机に向かって書くぞと思っていても、なかなか書けるものではありません。何気なく、お風呂に入っていたり、バイクを運転中にふとひらめいた内容を、すぐにメモしてまとめていました。また多くの本を読みました。新書レベルではなく、専門書もアマゾンなどで取り寄せました(アマゾンの請求書が大変な事になりましたが・・・)。その中での、一文を読んでいてのひらめきもあります。

 そして、世界遺産という題材は、専門性より多角性が大きく、視点・論点とする切り口があまりに広すぎて、それを取捨選択するのにかなり苦労しました。まだまだ書こうと思えば書けるので、今回の出来がよいと世間や出版業界に評価されれば、今度は企画商業出版で書きたいです!

 出版後は、自分に届いた100冊を、職場や研究会の先生たちに、定価の7割で販売しましたが、一瞬で売れました。手元に15~20冊ほどはストックしておきたいので、自分で15冊ほど買った位です・・・。アマゾンでは、毎日の売れ行きをチェックしていました。一冊売れたと思ったら、また一冊増刷されて。約1か月間、その繰り返しの毎日でしたね。やはり売れているかは気になるところです。紀伊国屋の在庫状況などもネットで確認していました。

出版社や編集者とのやり取りで、印象に残ったことは

 編集者は、自分の本だけでなく、他の本の担当もしているので、とても忙しそうでした。また自分は、正期の月~金の朝から夕方までは、基本的に電話に出られないので、よく土日に電話をさせて頂きました。担当の編集の量がかなり多いのだろうなと思い、意思疎通が出来なかった部分もありましたが、最後の最後まで「ここはこれでいきたい!」というリクエストを実現させて頂いたので、それはとても感謝しています。

幻冬舎ルネッサンス

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