INTERVIEW 01
自分が携わった書籍が
書店に並ぶ喜び
編集部
Y.K
入社の決め手を教えてください。
「社員の話を聞いてくれる会社」だと感じたからです。選考では全3回、面接がありました。どの立場の社員・役員の方も丁寧に私の話を聞いて、答えに詰まった時にも別の角度から質問をして、話を膨らませてくださいました。就職活動において、他の企業の面接では質問攻めをされることが多いと感じていた中で、率直に嬉しく感じました。それと同時に、入社してからも一方的に仕事を与えられるのではなく、若手であっても意見を出しながら仕事を進められる環境があるのだろうなと感じ、入社を決めました。
幻冬舎ルネッサンス新社はどんな会社ですか?
2点挙げながらお答えします! 1点目は、「人が温かい!」です。入社前はぼんやりと、出版社の編集者=迂闊に話しかけられない存在というイメージがありました。しかし、この会社は20代、30代の社員も多くいますし、ベテランの方々も優しく、肩身の狭い思いをすることはありません。幻冬舎ルネッサンス新社では、分からないことは自分から聞いていく姿勢が大切なので、積極的に先輩方に質問や相談をしています。 2点目は、「コミュニケーション能力を重要視する会社!」です。営業はもちろん、編集業務を行う上でも人を惹きつける力、相手の言葉の意味を汲み取り理解する力、そして社外の方も含め共に作品を制作する人たちを動かす力が大切で、その点に関してアドバイスをいただくことが多いです。入社後、ぜひ意識してみてください。
仕事の内容を教えてください。
私は編集部に所属し、20件前後の案件を進めています。制作の流れを身に付けるため、刊行までの期間が他の作品よりも短い「短納期案件」を担当することが多いです。刊行月が後ろ倒しとなってしまうことのないよう、スケジュールを細かく管理し、時には上長にご指示をいただきながら編集業務を進めています。具体的な作業としては、タイトルや帯文の考案、校正者が入れた赤字のチェック、カバーデザインの構想とデザイナーとの打ち合わせ、著者様へのアドバイスやヒアリングなどなど……。あっという間に一日が終わってしまいます!
仕事を通じて
一番嬉しかったことは?
やはり、自らが携わった作品が書店に並んでいるのを見た時です。デザイナーと話し合いながら決めたカバーデザイン、自らが見つけた誤字脱字、上長と相談を重ねながら考案した帯の文章など、自分のアイデアや意見が反映された書籍にはやはり愛着があるので、ふらっと立ち寄った書店で見つけると、「ある!!」と嬉しい気持ちになります。書店の入り口の棚に展開されていたり、面出しになっていたりする書籍は来店された方々の目を惹くので、そういった場所に書籍を置いていただくのが直近の目標です。
一番つらかったことは?
「この仕事がつらかった!」というエピソードがあるというよりは、自分の力不足を感じた時にじんわりとつらくなります……。例えば、著者様からの原稿と、組版業者(専用のソフトで書籍のレイアウトを組んでくれる業者)からのゲラ、デザイナーからのカバーイラストのラフ、校正者(誤字脱字や表記のチェックをしてくれるプロ)からのゲラが同じ日に届くと、どれから手をつけたらいいのか一瞬クラクラとします。原稿は1時間半で確認しよう、ラフはすぐにチェックして、デザイナーにGOサインを出そう!と思っていても、手こずって半日かかってしまったり……。自分の弱点をしっかり把握し、計画通りに業務を進められるようがんばります。