今回ご紹介するのは、吉祥寺にある「くぐつ草」。
JR吉祥寺駅から徒歩4分の場所にある、1979年から続く人気の老舗喫茶です。
吉祥寺駅からすぐ近くの商店街にひっそりと佇む「くぐつ草」。入口は小さく、知らないと通り過ぎてしまうかもしれません。地下へと続く階段をゆっくり降りると、外からは想像できない特徴ある内装が見えてきます。たくさんの凸凹がついた石壁は、洞窟の中を想像させる印象的な造り。壁沿いの木製椅子は背中部分が削られゆるいカーブを描いているため、お客さんの身体に馴染むようになっています。またお店の一番奥にある中庭には自然光を模した照明が差し込み、地下でも閉塞感を抱かせない工夫が施されています。これらの細かな装飾はお店の雰囲気作りに一役買っており、ワクワクするような世界観を作り出しています。地下にあるお店だからこそ出せる唯一無二の存在感に、きっとあなたも心躍らせることでしょう。
このお店の人気メニューといえば「くぐつ草カレー」。とろとろの玉ねぎの甘みとスパイスの旨みをしっかりと感じられるカレーは、ご飯がどんどん進む美味しさです。ご飯の上に行儀よく並んだレーズンは見た目の可愛さだけでなく、味にアクセントを加えてくれます。またセットのサラダには、リボンや貝殻などそれぞれ形の違うショートパスタと、鳥の形のにんじんが。遊び心もあるカレーセットで、お腹も心も満たされること間違いなしです。
さらに「くぐつ草」では、季節限定メニューも人気。こちらは春限定の「桜のブランマンジェ」。口に入れた瞬間にふわっと広がる桜の香りは本物の桜の葉でつけられたもので、春を満喫できるデザートになっています。これ以外にも、秋限定の「栗かぼちゃのクレームブリュレ」や冬限定の「ココアパンプディング」など、季節に合わせた美味しいデザートが販売されるので、いつ訪れても美味しいデザートに出会うことができるでしょう。
「くぐつ草」で読書をするなら、冒険小説がおすすめ。身を潜めるのにぴったりな薄暗さのこの場所は、秘密結社の会合場所のようでもあります。会話を楽しむあの人も、真剣な眼差しでコーヒーを淹れている店員さんも、実は組織の一味で、極秘の任務を行っている最中なのかも。そんな想像力を掻き立てられる店内で冒険小説を読めば、いつもよりも作品の世界に引き込まれ、物語の一員になった気分で読書を楽しめることでしょう。
読む本の雰囲気に合ったお店を選ぶだけで、いつもの読書もより臨場感のあるものになり、ワクワクする体験ができるはずです。
お気に入りの一冊を持って、ぜひ「くぐつ草」へ足を運んでみてくださいね。
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