未来へのメッセージ
私は若い頃、8年間で20社あまりの会社を離職して苦労した時期を過ごし、最後はセールス以外職がなくなっていました。
そんな時掴んだものが「客の好み、時代に合う商品は売れる」という考えでしたが、30近くなった私は「時代に合う職業、自分に合う職業」以外、生きる道はないという確信に達していました。
当時の日本は田中角栄の日本列島改造論で沸いており、経済は土地本位制を敷いていましたが、土地評価はバラバラの査定になっていました。
私は不動産鑑定士になることを決め、運よく合格し、不動産鑑定業を開業してその後の36年間は順調そのものでしたが、不動産の時代は既に終わっています。
時代は変化し、変化するからこそ時代とも言えます。私の得た「時代に合う職業、自分に合う職業」のフレーズは、働き方で悩んでいる方のお役に立てるメッセージと考えており、執筆を通じて訴えてゆきたいと思っています。