【大賞発表】1000年後に残したいエピソードコンテスト
『標本室の男』
均埜 権兵衛:著
編集部コメント
「1000年後に残したいエピソード」と聞けば、おそらく大半の方がどこか壮大な内容をイメージし、一瞬身構えてしまうかもしれない。決してライトなテーマではなかったにも関わらず多くのユニークな作品が弊社に届き、編集部一同としても普段以上に頭を抱える選考であった。
その中でも、大賞作品『標本室の男』にはタイトルと内容のギャップに良い意味でショックを与えられた。ある日、渋谷医師と再会した標本室の男は、前代未聞のお願いをする。互いに“孤独”を感じる「2人」の真夜中の秘密の時間。その2人の会話が微笑ましく、つい頬が緩む。
このご時世、人と人との距離が遠のいた。多くの方が行き場のない虚無感を覚え、心寂しい思いをしたであろう。当作品は人と繋がることの温かさを丁寧に描いており、そっと心励まされる。加えて、少しずつ回復は見られるものの、なお寂寥感漂う昨今の窮屈な世情にフィットした非常に完成度の高い作品である。著者の豊かな構想能力と広い視野の紡ぐ世界観、突出したそれらの才能を特に評価した。
世界最古の長編小説といわれる『源氏物語』は、今から約1,000年ほど前に書かれました。
物語が書かれてから長い時間が経っているのにも関わらず、
誰もが一度は耳にしたことのある『源氏物語』。
作者である紫式部も、1,000年後まで自分が書いた作品が残っているとは
想像もしていなかったはずです。
しかし、こんな壮大な話とても書けない……!という方も、どうかご安心を。
現在ではちょっとした、何気ない話だとしても、1,000年後の人々にとって
それは「歴史」となります。
皆様の忘れたくない、後世へと残したい「エピソード」をぜひお寄せください。
本コンテストの大賞作品は、「市井の人々」が主役のWEBメディア『ゴールドライフオンライン』の連載コンテンツとして、同メディアの月間90万のユーザーに向けて公開します。
「ゴールドライフオンラインとは」
日本には1億2000万の「LIFE」がある――。一つひとつのLIFEに光を当てる
市井(しせい)の人々が主役のWEBメディアです。
掲載ジャンルは、論説、小説、仕事、お金、文化、食、エッセイ、健康など。
毎日10本以上の記事をお届けしています。
募集内容
テーマ:1000年後に残したいエピソード
小説、エッセイなどジャンルは問いません。
<応募規定>
日本語で書かれた、未発表の作品
文字数:3万文字以上(400字詰原稿用紙75枚~)(上限なし)
※word、pdfを推奨(一太郎は正しく表示されない可能性があります)。
※必ずタイトルを添えてお送りください。文字組等、書式や体裁は自由です。
※ご応募はおひとり様一作品までになります。
※一度ご応募いただいたあとに、別の作品や修正した作品をお送りいただいた場合、最後にご応募いただいた作品を選考対象といたします。
ただし、差し替え、複数応募に関する個別のご連絡等はいたしません。
<応募資格>
・性別・年代は問いません。
・弊社または他社で出版をしていない作品に限ります。
投稿サイトや記事などで掲載している作品について、ご応募時に非公開にする必要はございませんが、大賞に至った際には削除をお願いさせていただく場合があります。
<期間>
応募開始日:2023年1月1日
応募締め切り日:2023年3月末日23時59分まで。郵送の場合は消印有効。
<結果発表>
2023年4月末 大賞発表予定
ホームページでの大賞発表をもってかえさせていただきます。
<賞の内容>
WEBメディア「ゴールドライフオンライン」に連載
<主催>
幻冬舎ルネッサンス