子供の頃から本を読んだり、作文や読書感想文などを書く事も好きだったのがきっかけの一つです。
美容関係の仕事に就いたときに、商品情報やお客様の声など様々な事を手書きで「サロン通信」として発行していました。
その中のコラムが、読者に好評で思わぬ反響を呼んでいました。
その時のうれしさと、1人でも多くの方に『人生には何一つ無駄な事はない』という気持ちを届けたいと出版を決意したのです。

胸の奥にしまっていた事や忘れたくない事など、一つひとつを原稿にしていく事で、人生の宿題を片付けているような清々しい気持ちになっていったことです。
執筆を進めることで、心の奥にしまっていた昔の知人たちに再会したような気持ちになり、過去に関わってきた人々が時間を超えて一人ひとり生き生きと蘇り、不思議なことにまるで新しい出会いをしているように感じることもありました。
出版を決意して原稿を書く事で、私は幸せで有り難い人生を歩んでこられた事を改めて感謝することになりました。

私は、この本を手にした方が「生きていて良かった」と感じて明日を元気に迎えられるような心に寄り添える本で有りたい、そして、いつも優しさで包まれるような社会になって「誰もが生きやすい世の中になる事を」、そんな願いも込めて書きました。
迷い道に入ってしまい出口が見つからない方、苦しみの中で希望を見つけられない方、自分自身の人生の価値が見つからないで苦しんでいる方など年齢に捉われずに幅広くお読み頂きたいと思っています。
生きていれば必ず道は開けるはずです。

身体が弱く、「あまり長生きが出来ないかもしれない」と思っていたような私が、時間も費用も掛けて長い間の夢であったエッセイと詩を一冊にして出版をしようと決意した事は、人生初のビックイベントでした。
寝ても覚めても原稿の事を考え、今書きたい事を今書かなければ……。と夜遅くまで執筆したり、朝の早い時間に思いをどうしても文字にしたくてそっ～と起きたりして完成させた本です。
周囲の人達、特に家族である夫や子供達に「夢や目標は、叶えるもの」、そのための努力は惜しまず行うという姿を身をもって示せたように思います。私の72年の人生と思いが、この一冊に詰まっています。

　お読みになった方が、忘れかけていた夢や優しさを取り戻す事のできる本だと思っています。この世に生を受けた誰しもが大切な存在である、誰しもが自分の人生の主役である、という事を忘れないで欲しいです。自分の人生に疑問があったら、この本を何度でもお読みになってみて下さい。必ず道が開けると思います。
　私は皆さんがこの本に触れ、少しでも心が豊かになれる事を祈っております。

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