著者インタビュー

今は誰かがこの本で楽しく笑って、少しでも明るい気持ちになってくれること、そしてカフカの読者が一人でも増えることが夢です。

「どないかしてこれを追い出さな」
ある日突然、巨大な虫へと変身してしまったグレゴールと、異常事態にてんやわんやな家族たち……。
はたして彼らは平穏な生活を取り戻せるのか?
怒濤のテンポで繰り広げられるドタバタ劇!

 

――グレゴール・ザムザはある朝けったいな夢から目が覚めてみたら、ベッドん中で馬鹿でかい虫に変わってる自分に気がついた。仰向けの背中は鎧みたいに硬いわ頭をちょっともたげてみたら腹は茶色ぅふくらんで硬い節に分かれとるわ、その腹にかかっとる布団はずり落ちる一歩手前で最後の瞬間を待つばかり。無数にある脚は腹回りのわりに情けないくらい細ぅて、目の前でワヤワヤと頼んなくうごめいとった。「おれ、どないしてん?」(本文より)

―今回、出版をしようと思ったきっかけを教えてください。

大学の卒論でカフカ『変身』を取り上げたとき、ドタバタコメディを含む、3通りの解釈を試みたことがきっかけです。「『変身』って抱腹絶倒のコメディでもあるんだよ」と、いつか大声で言いたかったというのもきっかけの一つです。

―制作中によかったと思えたのはどんなことですか?

ほんの数回ですが、「これなら!」と満足のいく翻訳ができたこと、幻冬舎さんの中でも話題になりつつあるとお聞きしたこと、妻が訳文を読んで笑ってくれたことです。

完成した本をどんな方に読んでほしいですか?

あらゆる方に読んでいただきたいですが、

・もともとカフカがお好きな方
・楽しい本を読んで笑いたい方
・新しい角度からカフカを読んでみたい方

に特に読んでいただきたいです。

―読者へのメッセージをお願いします。

この一冊が、あなたの毎日に笑いを増やせていれば幸いです。

すぐれた文学作品には「あまり語られることのない秘めた魅力」があります。カフカ『変身』は特にそうです。その魅力を、一緒に探しにいきましょう。

―これから出版を考えている人へのメッセージをお願いします。

正直なところ、費用面を考えるとかなり思い切った挑戦です。無闇に「とにかくやってみて!」とは言いません。ただ、あなたの心と状況が許すのなら、大変価値のある挑戦になりうると思います。


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