著者インタビュー

候補は50案!編集者のアドバイスで最高のタイトルになりました。

「参観灯台って全国にあるよ。(中略)これを全部行ったらスゴイよね」(本文より)


交通案内所に勤める池江渚は、ある日『なぎさの旅日記』というブログを見つける。
自分と同じ名前に運命めいたものを感じて読み進めてみると、その「なぎさ」は渚のすぐ近くに住んでいるようで...?

すべてをコンプリートする計画を立てたふたりの渚を待つのは、津々浦々の絶景、名物、そしてキラキラ輝く水平線。
軽快な筆致で描かれる、前代未聞の”灯台めぐり”小説。

 

国内旅行のモデルコースとしても!

―刊行された今のお気持ちはいかがでしょうか。

まずは、一仕事を終えた気分です。
出版のプロセスを経験できたことが嬉しくもあり、楽しかったです。参観灯台の魅力を多くの人に知ってもらいたいと願っており、この本が読者の方々に実際に訪れていただくきっかけになれば嬉しいです。

―出版のきっかけを教えてください。

参観灯台を管轄されている公益社団法人の事務局長の方とメールのやり取りをするようになり、参観灯台の訪問者数が減っているという実情を知りました。そこで、自分の経験をもとに参観灯台の魅力を小説形式で表現し、訪問者増加に貢献したいと考えました。

―制作中に大変だったことはありましたか?

特に大変なことはなかったです。編集者のサポートが十分でしたので、何も心配する要素はありませんでした。大変さよりも、やりがいや楽しさの方が優っていました。あえて大変だったことを挙げるとすれば、最終稿を切り上げるタイミングです。最終稿を5回読み返しましたが、その度に修正したい箇所に気づいてしまい、正直なところキリがない状態でした。

 

―制作中によかったと思えたのはどんなことですか?

編集者からのアドバイスにより、登場人物の魅力がアップしました。また、ストーリー展開を意識した加筆や修正をしたことで、全体のバランスが整った点もよかったです。目次や章扉、イラストなど著者が希望することを実現してくれました。さらに、自分では考えつかないアイデアも提案していただき大満足です。

―編集者とのやりとりで思い出深かったことはありますか?

小説の内容以外で極めて重要なのが本のタイトルです。当初のタイトルは少し長いという意見から編集者と再考することになりました。タイトルの候補を50案提出したところ、その数の多さに驚かれました。その中から選ばれた一つのタイトルが編集者のアイデアと融合して、最終的なタイトルが生まれました。今後のシリーズ展開にも適した最高のタイトルに仕上がったと思っています。また、本の表紙のデザイン画も著作からのリクエストを忠実に表現していただき、非常に満足のいくものとなりました。

―完成した本をどんな方に読んでほしいですか?

老若男女、幅広い世代に読んでほしいというのが本音です。制作初期段階で、小学校の高学年からも読みやすい内容にするため、固有名詞以外の漢字にもルビを振る工夫をしました。また、事実をありのまま、わかりやすく伝えるだけではなく、読みやすさにも焦点を当てました。読者が最後まで読み終えた時に、「楽しかった!」と感じてもらえたら最高です。

 

―これから出版を考えている人へのメッセージをお願いします。

自分が目指していること、やりたいこと、考えていること……これらを明確にしましょう。
自費出版は費用がかかりますが、自己投資の一環と考えることができ、出版を通じて得られるものには十分に価値があります。
私が自費出版で得られるものとして考えたのは、出版のプロセスを経験することで小説家としての疑似体験ができること、本をプレゼントすることで相手とのコミュニケーションが円滑になるかもしれないこと、小説家を志す人にとっては足がかりとなる可能性の3つです。
まずは、「最初の一歩」というくらいの気持ちで本づくりをスタートさせるのがよいと思います。


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