やはり本を出して良かったです!
「フランスでの留学生活を書いて本にしてみたい」という思いが帰国してからずっとありましたが、私のような素人が書いたものが本になるのかという不安もあり、また、言い訳になってしまうと思いますが、書く時間も作れず、気が付けば十数年が経っていました。
しかし、今の生活を変えたいという心境からか、再び書きたいと思う気持ちが強くなり、そのような時に目に留まったのが、幻冬舎ルネッサンスのセミナーでした。
―出版前後でどのような変化がありましたか?自分で書いたことに自信が持てず、出版間際には不安な気持ちでいっぱいでした。しかし、友人が思った以上に喜んでくれたり、嬉しい感想を送ってくれたり、宣伝をしてくれたりして、次第に「本を出してやはり良かった」と思うようになりました。
また、思いがけない方が、様々なエピソードをすっかり覚えてしまうほどに非常に熱心に読んでくださって……。直接ではないのですが、その方の感想を聞くことができ、私が書いたものをそのように思って読んでくださったのか!と驚きとともに感激に近い気持ちになりました。
勤務先の会社の会長にも出版のご報告をしたのですが、大変喜んでくださり、出版記念パーティーまで開いていただきました。
周りの人々の温かさに再度気付かされる機会でもありました。
―編集者とのやり取りで印象に残ったことはありますか?
私の拙く、わかりにくい文章に編集者の方が少し言葉を足すだけで、ぐっとわかりやすく、様子がより理解できる文章に変化することに驚きを感じ、プロの方のご指摘に感嘆しました。
当初、フランス生活ということで、ワインが登場する章としない章がありました。全ての章で触れていた方が一貫性があって良いという編集担当者からのアドバイスがあり、その通りに書き足したことで、まとまりが出たと感じます。アドバイスのおかげではじめとは違った雰囲気になったと思います。
フランス生活では、常にワインがそばにありました。数々のワインの香りや味わいは、フランスで知り合った多くの方々の思い出と深く結びついています。そのようなフランスでの思い出を楽しんでいただけたらと思います。ぜひ、多くの人にご覧いただきたいです!
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