女性たちに幸せな道を歩んでもらいたいと思ったのがきっかけでした。
オトナ女子には、幸せへの選択肢が多すぎる。
高校時代の男を忘れられない真奈美は、彼氏がいなかった期間が全くないほど男に好かれるタイプだが、理想が高く結婚に踏み切れない。「一人が一番気が合う」と言う紗英は、結婚をコスパで考えるタイプで、親が持ってくる縁談の話にも消極的。付き合って3年の彼氏がいる由佳は、最近は会ってももらえず、ついに浮気相手と一緒にいるところを目撃してしまう……。
20代後半の3人の女たちに降りかかる、恋愛に関する数々の試練。これを乗り越えるために女たちが行くのがミツコママの店。幸せになるための葛藤や悩みをミツコママの鋭いアドバイスが解決してくれる。
ミツコママの愛と毒が詰まった至極のアドバイス達が女たちの心にグサリと突き刺さる。オトナ女子必見の恋愛小説。
幻冬舎ルネッサンスから2017年に『王子は白馬に乗ってない!』を出版したかおりん氏。出版を決意したきっかけや出版後の変化を伺った。
―出版をされたきっかけや目的は何ですか?
かおりん 自分自身や周りの恋愛や失恋を見て、上手くいかないのは男性への考え方が間違っていたのではないかと思いつきました。私を含め多くの女性は白馬に乗った王子が突然目の前に現れるのをずっと待ってるんですよね。
でも、そんな人はいないってことに早く気づいて欲しいです。カップルになるとしてもあるいはシングルだとしても、男性の良いところを受け止めて、女性たちに幸せな道を歩んでもらいたいと思ったのがこの本を書くきっかけでした。
―出版前後で何か変化はありましたか?
かおりん 知名度があるわけではないので普通のハウツー本では読んでいただけないと思い、小説仕立てにすることにしました。
ただ実際に書いてみると時間軸や状況設定などが結構大変で、小説家というのはいつも凄い作業をしているんだなと思いました。
―出版社や編集者とのやり取りで印象深かったことはありますか?
かおりん 最初にお会いした時から恋バナで盛り上がり、とてもリラックスして打ち合わせをさせていただきました。初稿は三人称で時系列に沿って三人の女性の恋物語が展開されていたのですが、分かりにくいのでそれぞれ独立した一人称の物語にした方がよい、とアドバイスをいただきました。一人称にすると本人の気持ちなどもリアルに書き込むことが出来て、かなりわかりやすくなりました。
また、「なぜ好きだった彼を諦めることになったのか?」とか「この人と付き合おうと思った理由は何か?」などのご指摘をいただいて、登場人物の気持ちや心が動くシーンなどを盛り込むことが出来たので、読者が共感しやすい物語になっていったと思います。
―原稿に散りばめたこだわりや制作秘話など、ご著書の紹介をお願いします。
かおりん 学校でも職場でも男性と対等に勉強したり仕事をこなしたりしているのに、恋愛になると対等だと思っていた関係が急にぎくしゃくしてしまうということを多くの女性が経験していると思います。付き合い始めると彼が急に上から目線になったり、逆に彼にはデートプランでも何でもリードしてほしいとこちらが思ってしまったり。
男と女は考え方や感じ方が違うということを知ったうえで、どんな風に男と付き合ったらいいのかを小説仕立てで解説しています。自分にとっての王子様は白馬になんか乗っていなくて、案外身近なところにいたりすることを多くの方に発見していただけたら嬉しいです。
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