著者インタビュー

病気で苦しんでいる方々の悩み解消の一助になれればうれしく思います。

国指定の難病、「多発性硬化症」。
若い女性に発症例が多く、免疫システムの異常により手足が動きにくくなるといった症状が出る。

「原因不明」と告げられながらも、諦めずに妻を献身的に支えてきた著者が綴る、多発性硬化症の患者、健康に不安を抱える若い世代へのヒントが詰まった一冊。

―今回、出版をしようと思ったきっかけを教えてください。

お釈迦さまや古代ギリシャの医聖ヒポクラテスを始め、多くの偉人たちが食べ物と病気の因果関係を説いてきたにもかかわらず、病気に罹りますと医療機関で受診し、薬を処方してもらえば病気は治ると人は思い込んでいます。

妻が難病を罹患し、医師団から原因不明で一生完治できず、間もなく車椅子が必要となり、その後寝たきりになると宣告されました。

原因は必ずあると思い、試行錯誤しながら追及し、たどり着いた結果は断食と酵素食(プラントベース・ホールフード・ローフード)です。

これを多くの人々に知っていただくことは、大変有意義なことであると思い、出版を決意しました。

―制作中に大変だったのはどんなときですか?

妻の痛みや苦痛は妻が感ずるものであり、当然ですが私には感じれられません。病気で苦しんでいる妻の心情を文章で表現することは、私にとってとても困難な課題でした。 

―制作を進めるなかで印象的だったことを教えてください。

編集者からの的確な助言は、「本の制作」を進める中で行き詰また初心者の私を何度も救ってくれました。心から感謝しております。

―完成した本をどんな方に読んでほしいですか?

妻と同じように免疫疾患で苦しんでいる方々、またその人を看病している親族や医療関係者、あるいは健康に対し不安を抱いている人々に読んでいただければ幸いです。

―これから出版を考えている人へのメッセージをお願いします。

私は文章を書くのが苦手ですので、本が出版できるとは思ってもいませんでした。完成後贈呈した友人から「良いものを残したねえ」と言われ、「そう言えばそうだなあ」と思い、子孫への贈り物にもなるかも知れないと、考えを新たにしました。

自分のことを必要と思っている人が一人でもいるのなら、書き綴ってみてください。


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