エッセイ執筆でスランプに陥ったときに整理すべき3つのポイント
自分の経験をつづるエッセイは身近なものであるため親しみやすく、「私もエッセイを書いてみたい」と考える人は多いのではないでしょうか。
自分の体験が題材になることが多いため手軽に書き始められるエッセイですが、自分の経験をつづった文章を自身で客観的に見ることは難しく、いつの間にかまとまりのない文章になっていたり、読みにくい構成になっていたりする危険性も高いです。
本コラムでは、エッセイの執筆で行き詰まったときに整理すべきポイントを3つご紹介します。
いずれも基本的な内容ですが、意外と見落としている項目もあるのではないかと思います。
ポイント①執筆のきっかけに立ち返る
まずはエッセイを書きはじめた/書こうと思ったきっかけを振り返りましょう。
・「定年退職を迎え、自身の仕事人生を振り返りたくなった」
・「娘の結婚を機に子育ての記録を残したいと思った」
・「新しい趣味を始めて、その楽しさと大変さをつづりたく、書き始めた」
……など、そもそものきっかけを思い出すことで、自分が何を書きたくて執筆を始めたのかがわかり、自ずとエッセイの軸が見えてきます。
ポイント②執筆状況をチェックする
執筆のきっかけを見直し、軸が見えてきたところで、現在執筆がどれくらい進んでいるのかの確認をします。
すでに完成しているのか、それともまだ途中なのか。
途中の場合、何をあとどれくらい書く予定でいるのか、考えてみましょう。
やみくもに執筆を続けるよりも最終的なゴールを見据えながら進めるほうが作業がスムーズになります。
ポイント③読者になったつもりで原稿を読み返す
ある程度文章がまとまった段階で、自分の書いた原稿を読み返してみましょう。
「関連性のないトピックが雑多に並んでいて読みづらくないか」「時系列がわかりにくく、混乱しないか」など、できるだけ客観的に見てみることが大切です。
自分ではよくわからない、という場合には家族や友人など第三者に見てもらうといいと思います。
いかがでしたでしょうか?
ぜひエッセイ執筆に役立ててみてくださいね。