実用書の書き方

実用書について

実用書というと、主に「ビジネス書」「自己啓発本」などが書店に並びますが、その他にも実生活に役に立つ情報を扱う書籍が、これに当てはまります。

扱うジャンルは様々になりますが、読者への届け方には一定のルールがあります。こちらでは、その聞き方について解説いたします。

実用書の書き方講座

テーマテーマ

テーマを絞り込む

日常生活に役立つための、技能・知識・情報を切り口としたテーマを考えましょう(ある程度の髙い専門性や実績が必要とされます)。
ポイント
  • ・料理、収納、掃除、健康、美容、趣味、スポーツ、投資などの無数にあるテーマの中から、特別なノウハウや日常の問題を解消する知恵や知識を中心に考えてみましょう。

コンセプトを決める

実用書の読者は、その本を読むことで得られる実用的な効果を期待しています。この本を読むことで、何がどうなるのかを明確にしましょう。
ポイント
  • ・話題になっている事柄、書店でよく見かけるテーマ、昔からある定番のテーマなど、研究を重ねて読者のニーズを掴みましょう。

ターゲットターゲット

明確にする

テーマや内容に沿った読者ターゲットを考える。分野、年齢、性別などを精査し読者層を想定する。
ポイント
  • ・一冊の実用書の中に詰め込むテーマは必ず一つ(一分野)にしましょう。

構成構成

構成を考える

選んだテーマの、どの部分を本にまとめるのか、実際に原稿にする範囲を決める。料理本で例えると「だれでも簡単! 和・洋・中のいいとこどりレシピ100」「三つ星シェフが教えるとっておきレシピベスト5」のようにイメージしてみてください。
ポイント
  • ・広く浅くなの、狭く深くなのか。取り扱うジャンルを、どのように絞りこむのがいいのか考えましょう。どっちつかずになるのは禁物です。

目次を作成する

まず目次を作成することで、原稿の設計図ができます。目次にに沿って原稿を書くことで、書き進めやすくなります。
ポイント
  • ・どのような順序で構成するのがもっとも読者が習得しやすいのか、読者目線で目次を作成してみましょう。
  • ・初級、中級、上級というように段階的に読み進められるなどの工夫をしましょう。

本文

原稿を執筆する

目次に沿って原稿を執筆する。写真や図表を使うことを念頭において、極力文字数を増やさないように心がけるのがコツです。
ポイント
  • ・写真や図表でわかることは、文字にしないようにしましょう。
  • ・できる限り簡単かつ短い文章で過不足なく書きましょう。

写真や図表を準備する

書きあげた原稿を確認しながら、原稿に合った写真や図表を作成します。
ポイント
  • ・書店や図書館にある実用書を参考に、写真はどのように撮影されているか、図表はどのようにすれば理解しやすくなるかなど、細かいに注意しながら研究しましょう。
  • ・自身で撮影、作成した以外の写真や図表は使用許諾が必要です。使用することを検討するときは必ず確認しましょう。

執筆した原稿どおりにできるかどうかを確かめる

原稿が正しく書かれているか、手順や分量など、間違っていないかをチェックする。実にやりながら確認するのが確実です。
ポイント
  • ・内容によっては資格や根拠が必要です。監修者や専門家によるチェックを忘れないようにしましょう。

タイトルタイトル

タイトルを考える

実用書は比較的類書が多いジャンルなので、目新しく、読者の期待がふくらむようなタイトルをつけましょう。
ポイント
  • ・ほかの本と何が違うのか、差別化できるポイントを強調したタイトルを考えてみましょう。

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