あさはふる
豊かな感性で掬い取る、些細な風景や感情。
「自然」「生物」「人事」「恋」「雑歌」5つのテーマそれぞれに、
作者の澄んだ眼差しを通して、この時代の事象が映し出される。
- ジャンル
- 詩
- シリーズ
- 電子書籍のみ 新刊
- 著者
- 瀬戸内 光・著
- ISBN
- 判型
- 出版年月日
- 2022/05/20
内容紹介
自然現象や四季の移ろいの中に、時々の想いを込めた「自然」
身近な動物や植物、昆虫などへの注意深い観察眼から生み出された「生物」
人の世の営みの儚さや葛藤が鋭く表現された「人事」
今この時代の恋情や睦み合いを、見事に気品高く歌う「恋」
日常生活で出くわす、ふとした発見や気づきを独特の感性で表す「雑歌」
暁の雨の仕業か花びらを貼り付け電車は駅をでてゆく
残光を羽に捕らえて法師蝉ついと飛び立つ誰が呼びしや
逝きし君いずれわたしも「い」の文字の窯にて焼かるる時まで待てよ
その肌にそっと触るれば指先に指先ほどの火の灯りたり
雷鳴に旋律あらば如何ならん例えば「運命」出だしのように(本文より)
■著者紹介
瀬戸内 光(せとうち ひかる)
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