人間と原子力〈激動の75年〉 原子爆弾・原子力発電・放射線被曝
原子爆弾・原子力発電・放射線被曝
“原子力”の全貌を俯瞰し、“原子力”の真実を問う
- ジャンル
- 単行本 科学・テクノロジー
- シリーズ
- その他
- 著者
- 國米 欣明・著
- ISBN
- 9784779009242
- 判型
- A5 ・ 310ページ
- 出版年月日
- 2013-02-20
内容紹介
本書は、“原子力”の全貌を俯瞰し、読者に“原子力”の真実を問うことを目的としています。中性子の発見から原子力(核エネルギー)の研究とその理論、忌まわしき核兵器および、原子力潜水艦の開発。そして平和利用が目された商業原子力発電に至るまでの過程とそれを取り巻く人間と歴史的背景、さらには放射能被曝、原子力災害事故による被害といった部分までを、事実の詳細な積み重ねによって紐解きます。原子力を推進するか、放棄するかという二者択一ではなく、その本質と真実を広く知らしめ、その視野をもって未来を眺望せねばならないという問題提起を行っています。被爆後7年目の広島で物理学と医学を学び、その後、医師として仕事を続けてきた著者による原子力入門書。
■著者紹介
被爆後7年目の広島の地で物理学と医学を学んだ後、岡山大学付属病院の講師として、物理学と医学の接点で研究・治療を続けてきた。専攻は生命工学分野で、アメリカ原子力委員会傘下のアルゴンヌ国立研究所の物理学者と共同で当時まだなかった小型人工腎臓を開発している。1983年より執筆活動を開始し、特に、科学、医学、教育などの境界領域にまたがる分野の解説を得意なジャンルにしている。著書多数あり。本書は今年(2013年)が核分裂発見から75年に当たることを意識して書き下ろしたもので、核分裂発見についての平易な解説と、人間と原子力の歴史的なかかわりについて広い視野での切り口がユニークである。核兵器、原子力発電所の事故、そして放射線被曝についても詳しく書かれており、原子力全般をよく知ることができる構成になっている。
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