荒野の果て
人生の最大の冒険は己を知ることであるという——キルケゴール
- ジャンル
- エッセイ
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- 田中敏之・著
- ISBN
- 9784344690172
- 判型
- 新書 ・ 202ページ
- 出版年月日
- 2024/2/16
内容紹介
社会から疎外されて風雪の山野をさ迷った。そして、アル中の施設に収容されて11年。失われた人生を取り戻すために綴られた手記。
己のイデーを求めた旅路を振り返って、旅愁のようなその寂しさを、誰かと分かち合ってみたいと思った。
なぜというに、時の流れは余りにも空しく、すべてを消し去って、もはや語ることもないのだから。(作者)
酒に病んで、施設で過ごした日々と、そこに至る人生の全て。
■著者紹介
田中敏之(たなか としゆき)
1951 年、鳥取県生まれ。72 年、早稲田大学第一文学部哲学科入学。学生運動に参加。75 年、帰郷して『疎外論』を執筆するも未定稿に終わる。85 年、倉吉の新聞販売所に就労。92 年、南販売所の所長となる。97 年、アル中により改廃。05 年、大阪メリノール・アルコール・センターに収容される。16 年、出所。
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