波の上を歩く
物流センターで日雇いのように働く「私」と離婚した夫。二人はどうしてすれ違ったのか。人が人と関わることへの怯えと、そこからの脱却が共感を呼ぶ感動作。
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- 深海リョウビ・著
- ISBN
- 9784344910294
- 判型
- 4-6 ・ 112ページ
- 出版年月日
- 2016/12/14
内容紹介
物流センターで、日雇いのような形で働く「私」は、極力人との関わりを避けながら毎日を無感動に生きていた。そんな日々の中でしばしば思い起こすのは一年半前に離婚した夫との苦い思い出だ。わずか二年間の結婚生活の中で、どうしようもない夫の弱さと自分の中に眠っていた人としての厭らしさを思い知らされてしまっていた。離婚後「私」はこころ弾むこともなく淡々と仕事をしていたが、唯一社会との接点だったその仕事さえも雇用調整で危うくなり、自分が生きていることの意味さえ見失いかける。だがそこに至って初めて「私」は過去の自分と真摯に向き合い、ある決断をする。人が人と関わることへの怯えと、そこからの脱却が現代人の共感を呼ぶ感動作。
■著者紹介
1981年生まれ。大阪府在住。
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