もう一度、一緒にあの坂を
坂をランドマークに、日本文化の息吹を感じる
- ジャンル
- 単行本 文学・評論 歴史・地理 スポーツ・ホビー
- シリーズ
- その他
- 著者
- 永岡義久・原作 渡邉正孝・編
- ISBN
- 9784344913509
- 判型
- 4-6 ・ 304ページ
- 出版年月日
- 2017/9/1
内容紹介
坂の名前は 往古その名を頼りに 人々が行き来し
人と人とが出会い 通い会うための
「ランドマーク」として共有され 時の流れの中に刻まれてきた
そこでは多くの人達が
笑い 喜び 楽しみ語り
泣き 怒り 嘆き悲しみ
そして時には血を流した……
坂の上には坂の上の
坂の下には坂の下の
それぞれの人生が営まれ 歴史が刻まれていった
(本文より)
「坂」に思いを寄せ、文学研究を続けた亡き永岡義久を偲び、文学探訪記が書籍化。
文豪たちは「坂」に何を想い、作品に登場させたのか。
その思いを永岡氏はどのように受け取ったのか。
そしてあなたは「あの坂」で何を思うだろうか。
本書を手に取り、文学散歩に出かけよう。
■原作者
永岡義久(ながおかよしひさ)
昭和7年6月福岡市生まれ。小学校は諸所を転々、中学時は在名古屋。(終戦後上京、生涯転居23回)学習院大学在学中から、川端康成・夏目漱石に傾倒。40年のサラリーマン生活を経て、定年後「読売カルチャーセンター」にて武田勝彦講師(早稲田大学名誉教授・比較文学)の文学講座に出逢い、同教授に私淑。その縁にて、文芸評論家として文藝春秋・公評などに論評を掲載。「坂」についての思い入れ深く、知友に日本坂学会会長・副会長があり、諸所の話を聞くのを楽しみとした。また、長く俳諧誌の選者を務めた。平成27年9月没、84才。
■編者
渡邉正孝(わたなべまさたか)
昭和8年5月東京生まれ。作者は妹の連れ合い。その縁で、坂道歩きや事前の下見などに同行、事前・事後の資料の多くを原作者より贈られた。現在、浅間山の南麓(長野県軽井沢町追分)に在住。
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