漱石文学の虚実
子孫に伝わる『坊っちゃん』と『草枕』の背景
漱石の縁者、教え子からの伝聞、噂、そして膨大な史料をもとに新たな「漱石」の真実に迫る。
漱石論の決定版。
- ジャンル
- 文学・評論
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- 相川良彦・著
- ISBN
- 9784344915022
- 判型
- 4-6 ・ 352ページ
- 出版年月日
- 2017/12/22
内容紹介
夏目漱石が『坊っちゃん』『草枕』に込めた想いとはどのようなものだったのか。
『坊っちゃん』については登場人物のモデル像を、過去に出された多くの論と資料の分析に加え、著者独自の調査によって、作品のウラに隠された漱石の創作意図と本音を考察した。『草枕』においても著者の緻密な調査によって多くの資料を発掘し、漱石の妻と友人への不信と疑惑を論じた。
著者少年時の祖母の語りをきっかけとして、周辺の縁故人物の調査から漱石との接点にたどり着く。
その実証的な調査、『坊っちゃん』『草枕』の分析によって、両作品の登場人物と実在人物を同一として見きわめ、漱石周辺の相関を発見し、漱石の内奥や苦悩を解き明かす。
常識を覆す、全く新しい漱石批評。
■著者紹介
1946年生
1965~71年 京都大学農学部(修士)在学
1971~2007年 農水省農業総合(現・農水政策)研究所勤務
著書に『賢治の見た夢──農民芸術の歳月』(2007,日本経済評論社)
あなたも出版してみませんか?
お気軽にご相談ください。
03-5411-7188
営業時間:平日10:00〜18:30