黒マリア流転
天正遣欧少年使節千々石ミゲル異聞
キリシタン弾圧の知られざる真実を語る!
新しい千々石ミゲル伝。
- ジャンル
- 単行本 歴史・地理
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- 安藤三佐夫・著
- ISBN
- 9784344919020
- 判型
- 新書 ・ 118ページ
- 出版年月日
- 2018/10/2
内容紹介
徳川家光の治世、寛永十八(一六四一)年。
遠く島原の地から、ひとりの山伏が上総の里に流れ着いた。
その修験者が背負うのは、燈明の煤で塗られたように真っ黒な慈母観音像。
左手に赤子を抱いているが、右手はなく、奇妙な像だった。
修験者はこの像を朝な夕なに取り出しては、十字を切って祈りを捧げる。
彼はいったい何者なのか?
その母子像になにを思い、なにを祈っているのか?
そしていま、同じ信仰心をもった里人を前に、その重い口が開かれようとしていた……。
天正遣欧少年使節団として西欧に渡り、数奇な運命を辿った千々石ミゲルが語る、
キリシタン弾圧の酷い現実と、知られざる真実。
■著者紹介
安藤三佐夫(あんどう みさお)
1936 年千葉県生まれ。
小中学校の全学年のクラス担任を経て3 校の校長をつとめ、中学校国語教科書の編集にかかわる。
主な著書に、『命燃ゆ』(幻冬舎ルネッサンス)、『茉莉のルーツ幻想』(悠光堂)、
『句集 鋼の星』(国書刊行会)、『縄文文化の魅力』(東銀座出版社)、『文学教育』(新評論)、
『はばたけ子どもたち』(学校図書)、『ふるさと民話全7 冊』(鳩の森文庫)他。
あなたも出版してみませんか?
お気軽にご相談ください。
03-5411-7188
営業時間:平日10:00〜18:30