ありがとうをもう一度
元看護婦の母が決めた最後の選択は、誰にも助けを求めないことだった
- ジャンル
- エッセイ 随筆
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- 残間昭彦・著
- ISBN
- 9784344928930
- 判型
- 4-6 ・ 294ページ
- 出版年月日
- 2020/7/22
内容紹介
末期の全身ガンと診断された母にとって、
為せる術といえば時を待つ事より他は無かった。
その数ヶ月後、どうしてか、それらのガンは消えた。けれど、
その奇跡は頭にまでは届かず、脳腫瘍という悪魔の巣くうに任せた。
そして、当初より、一切の延命治療を拒んでいた母が、
或る日「怖い、怖いのよ……」と、私の胸に泣きすがった。
生と死を見つめるという事がどういうものであるのか、
時の経過と症状の進行に伴い心と思考はどう移り変わるのか。
心情と季節により変わる安曇野の自然を重ねながら、
母の命と対峙した1年間を情感溢れる短歌とともに書き綴った随想録。
■著者紹介
残間 昭彦(ざんま あきひこ)
昭和37年8月6日生まれ。新潟県新潟市出身。
保険会社勤務の父の転勤に伴い転居を繰り返す幼年期を過ごし、
11歳以降は埼玉の地にて少年期から青年期を過ごす。
昭和56年、埼玉県立大宮武蔵野高等学校普通科を卒業。
昭和58年、東京デザイナー学院インテリアデザイン科を卒業の後、
室内装飾及び建築業関連の職につく。
昭和62年、独立起業して一般建設請負業の会社を設立。
平成六年、ログハウスの輸入及び国内供給を手がける。
平成13年、信州安曇野へ移住。
平成17年、紀行エッセイ「白夜の風に漂う─ビジネスマンが歩いたスウェーデン─」刊行。
平成19年、平和エッセイ「八月の交シンフォニー響楽─忘れてはいけないことを忘れるために─」刊行。
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