荒磯の絶唱
柿本人麻呂が歌う真実の建国史
驚くべき編纂の経緯からあすか王女との悲恋まで。新解釈を提示する万葉集読本。
- ジャンル
- 歴史・地理
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- 小野哲平・著
- ISBN
- 9784344933675
- 判型
- 4-6 ・ 538ページ
- 出版年月日
- 2021/04/07
内容紹介
今、蘇る1300年前の日本の姿とは。奈良時代末期に成立したとされてきた『万葉集』は、実際には10世紀半ばに公権力のもとで最終的に成立したことが明らかになった。『万葉集』の編集作業は秘中の秘として集中的に行われ、改竄、捏造されていたのだ。専門家たちの日並皇子挽歌などの歌の読み取りは、最初から間違ってしまっていたのである。それが現在にも続いている。我々『万葉集』愛読者は、そうした誤解にもとづいた解釈の中でしか『万葉集』の鑑賞ができないでいる。――その「虚構」と、それにもとづく積年の誤解の縛りを振り解くと、そこに現れたのは「神国日本の誕生」と「王女との悲恋」を歌い上げた感動的な人麻呂の歌々である。
■著者紹介
小野哲平(おのてっぺい)
1940年I県生まれ。県立高校を卒業後、小説家を志して上京。某大学で露文を学ぶが中退。その後いろいろな職業を経て市場調査会社に就職し、生産財分野に特化した市場調査活動に専念。1989年に市場調査会社を設立した。現在は退職して無職。
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