出版実績

心で、つなぐ命

いま、ここで語り継ぎ、残していくべきもの

ジャンル
エッセイ
シリーズ
新刊
著者
・著
ISBN
9784344934771
判型
4-6 ・ 188ページ
出版年月日

内容紹介

昭和の戦火と復興の辛苦を生き抜いた市井の人々の姿と思い――。
どのような時代背景にあっても、人は生活し、愛し、命をつないでいく。

自分が、この社会が、どのような連鎖のもと存在しているのか、

父の人生からたどるヒューマン・エッセイ。

「金銭的絶望の淵に立っている民を見放してしまう政治と金持ち達。
これが日本であっていいはずが無い。そんなんでは伝わらない。

ここで伝えたいのは戦争で辛苦を舐めた、

その時分の子供の「小さな心」、決して良くはなかった青春の「想い出」、

成人を迎え自分に課する「使命感」なのである。」 

(本文より)

■著者紹介

又木義人(またきよしと)

福岡県立福岡高等学校、明治大学法学部法律学科卒。

 

昨日、新幹線で本著を制作するのにパソコンに没頭していたら、

それを覗き込んでいたのか、乗り合わせた隣の青年から「オジサン」と話しかけられた。

突然で誰の事かなと一瞬当惑したが、まさしく自分の事だ。
その出会った青年の目には「ウサギの眼」と相通じるものを感じた。
古代ローマ帝国時代の落書きには「今の若い連中は…うんぬん」とボヤキが記されている。

その言い回しは時を経ても繰り返され、今のご時世でも不変である。

しかし青年たちの「タカラモノ(個性・才能)」が、

次の時代に向けるその「眼」を輝かせ、動き出してくれるはずだ。
私は、奈良の西大寺に不定期ではあるがよく足を運ぶ。
そこには、優しい目をしずかに輝かせた「善財童子」が

手を合わせ少し前に歩み出そうとしている像がある。

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