ALS―天国への寄り道― 【POD】
毎日のささやかなやりとりが愛しく、恋しい。
妻の死を期してもなお紡ぎ続けられる夫婦の絆のものがたり。
- ジャンル
- 小説
- シリーズ
- その他
- 著者
- 島崎二郎・著
- ISBN
- 9784344935044
- 判型
- 4-6 ・ 252ページ
- 出版年月日
- 2021/07/31
内容紹介
毎日のささやかなやりとりが愛しく、恋しい。
妻の死を期してもなお紡ぎ続けられる夫婦の絆のものがたり。
「出すのを忘れただけなの」ときまり悪そうに言う君と、一日遅れの誕生日ケーキを一緒にほおばったこと。
近くのデパートに呼び出されて、少し高いポロシャツを買ってもらったこと。
釣りに行く日には、朝三時に朝食と昼食用の弁当を作ってくれたこと。
たくさんの思い出を、今もはっきりと覚えている——。
不治の病、ALS。徐々に筋力が衰え、体が思う様に動かなくなり、最後には呼吸が止まる。
ある日突然、医師からの宣告で妻の余命は1年未満になった。
唐突に突き付けられた現実と向き合い、抗い続ける中で見えてきた本当に大切なものとは……。
互いに支えあい、どんなに辛くとも前に進む夫婦の姿が描かれる。
■著者紹介
島崎二郎(しまざきじろう)
1949(昭和24)年、岡山県生まれ。
1972(昭和47)年に倉敷市役所に就職。
福祉事務所及び市民課の課長主幹を歴任する。その間に「年金事業への発展に対する功績」が認められ、2004年に社会保険庁長官賞を受ける。
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