源氏物語五十四帖 現代語訳 紫式部の物語る声 [一] 桐壺・帚木・空蟬・夕顔・若紫
千年前の物語は、すでにこの世の真実を語っていた
- ジャンル
- 研究・評論
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- 月見よし子・著
- ISBN
- 9784344937680
- 判型
- 4-6 ・ 370ページ
- 出版年月日
- 2021/12/10
内容紹介
複雑に絡み合う人間心理、繊細な自然描写、内裏での政(まつりごと)や神事。
目に映るすべてが緻密に描かれた物語世界を分析し、「原文分解分類法」を確立した著者による、
原文に沿い本質に迫った現代語訳。
紫式部にとって、「物語」は、「物事の真実を語ること」。
後世の我々に、人間として「生きる意味」を、伝えたかったのだと思います。(「おわりに」より)
光源氏誕生から、のちに妻となる紫の上との出会いまでを綴った、「源氏物語」はじまりの全5 帖を収録。
理解がより深まる、著者作成の五十四帖人物相関図付き
■著者紹介
月見よし子( つきみ よしこ)
1969(昭和44)年 奈良県生まれ。
本名 加藤美子。
京都府立洛北高等学校卒業。慶應義塾大学法学部政治学科卒業。
文化服装学院服飾専門課程服飾研究科卒業。
カルチャーセンター講師(著者と歩む『源氏物語』)担当。
独学で「源氏物語原文分解分類法」(色鉛筆による言葉の色分け読解法)を考案。
紫式部が、「思考と感性」の力で言葉の限りを尽くし、この世の全てを表現することに挑んだ
『源氏物語』。その「情熱と孤独」に感銘を受け、原文の読解をライフワークにしている。
著書『源氏物語原文分解分類法 心の宇宙の物語 千年の時を超えて』(幻冬舎メディアコンサルティング刊)、『源氏物語54 帖 紫式部の眼』(幻冬舎メディアコンサルティング刊)。
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