天空橋を渡って
後見契約によって結びつけられた天涯孤独の女性と司法書士が奏でる、希望の物語。
- ジャンル
- 小説
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- 松井左千彦・著
- ISBN
- 9784344939851
- 判型
- 4-6 ・ 238ページ
- 出版年月日
- 2022/05/18
内容紹介
二〇〇〇年春、東京大森に事務所をもつ彦坂一郎のもとに、白鳥和子は現れた。
初対面の彦坂に「わたしの遺言の執行人となってほしい」と依頼する和子に
その理由を尋ねると、「あなたの名前がとても素敵だから」と言う。
特別な名前ではないと不思議に思う彦坂だったが――。
和子の死後に明かされる、隠されていた戦争の悲劇と愛。
心に響く、現代の名作。
■著者紹介
松井 左千彦(まつい さちひこ)
1958年、秋田県横手市雄物川町出身。神奈川県横須賀市在住。
44歳にして無性に物語を創作したくなり、日々の通勤電車の中で書きはじめる。十万字の散文詩を試みた、存在の神秘と美を詠う物語「酔いどれ天使の遺書」(港の人)などの作品がある。
なお、今回の作品の題材となった成年後見制度については、2007年から2016年迄の秋学期、明治学院大学に於いて、一般公開講座の講師を務めている。
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