出版実績

花と木沓

どんなにのろくても、春は必ずやってくる

画家・小野千世の幻の絵日記を書籍化。

先の見えない不安に寄り添う、物静かな北国からの風のたより。

ジャンル
エッセイ
シリーズ
新刊
著者
・著
ISBN
9784344940383
判型
A4 ・ 96ページ
出版年月日

内容紹介

心に傷を持つ少女・ちよは、修道院で暮らすことに。

教室に漂う牧草の香り、修道女たちのせせらぎのようなコーラス、響き渡る鐘の音…

神様に見守られながら過ごす日々は、寂しくも温かく、ちよの心をほぐしていく。

それでも、いつか希望は訪れる。

著者が次の世代に渡す、「魂のバトン」。

■著者紹介
作者  小野 千世(おの ちよ)

絵本作家。
シテ方能楽師近藤禮の次女として、東京滝野川区(現在の北区)に生まれる。
1945年3月に空襲で能舞台のあった家が焼失。家族とともに北海道に疎開。北海道の修道院での生活を綴った日記に、絵を付け『花と木沓』を作る。その絵日記が谷内六郎さんの目に留まり、至光社を通じ美智子様もご覧になりました。至光社以外の出版社からも、詩情豊かな絵本を多数出版。現在も、小さな身体を励まし、文章教室を続けるがんばり屋さん。

案・レタッチ 近島 哲男(ちかしま てつお)

横浜出身。印刷の色と格闘を続けてきた絵本を愛する製版人。
2022年1月に、小野千世の世界をはじめ、絵本やアートを紹介するホームページを開設。

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