出版実績

テーバイの将軍エパミノンダスとペロピダス

古代ギリシア英雄伝

「エパミノンダスよ。きみにはここに座して、祖国テーバイを守ってもらわねばならない。だから、わたしが行くのだ」

ジャンル
小説 歴史・地理
シリーズ
新刊
著者
・著
ISBN
9784344942783
判型
文庫 ・ 404ページ
出版年月日

内容紹介

スパルタ軍の支配から脱し、徐々に頭角を現した「テーバイ」。ギリシア神話の英雄ヘラクレスを生んだこの国の一時代を担ったのは、2人の青年であった。
ペロポネソス戦争後の混迷する古代ギリシア世界で覇権を握ったテーバイの繁栄と衰退、そして彼らの刎頸の交わりを描いた物語。
敵軍に追い込まれ仲間たちが次々と逃げ出す中、勇敢なペロピダスだけは希望を失っていなかった。敵の猛攻を一身に受けるうちに遂に彼は死を覚悟するが、その時誰かが彼をかばうように覆いかぶさっていることに気づく。後世にまで引き継がれた戦法を考案した名将・エパミノンダスと、気鋭の戦士・ペロピダス。2人の友情はここから始まった。

■著者紹介
竹中 愛語(たけなか あいご)

大阪府出身、京都府在住。
京都女子大学文学部東洋史学科卒業、京都女子大学大学院文学研究科博士後期課程修了(博士〔文学〕)。京都女子大学文学部非常勤講師。
菅沼愛語の名前による著書に『7世紀後半から8世紀の東部ユーラシアの国際情勢とその推移―唐・吐蕃・突厥の外交関係を中心に』(渓水社、2013年)、竹中愛語の名前による著書に『聞け、天の声を―太平天国始末記』(文芸社、2016 年)、『彗星のごとく―アレクサンドロス大王遠征記』上下巻(文芸社、2019年)がある。

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