海渡るフォルトゥーナ
黒の行方
漆黒の中に秘められた「調和」の心
- ジャンル
- 小説 歴史・地理
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- 鷹嶋ちた・著
- ISBN
- 9784344944046
- 判型
- 4-6 ・ 304ページ
- 出版年月日
- 2023/02/15
内容紹介
織田信長が台頭した天正の世、キリスト教の布教のため黒人従者のマトぺ(弥助)とともに日本に赴いたイタリア人巡察師のヴァリニャーノ。その心には常に、ローマ教会音楽を確立させた音楽家・パレストリーナの教えがあった。
時を同じくして、千宗易(のちの千利休)は「御茶湯御政道」によって時の権力者たちの信頼を勝ち取りながらも、万人が分け隔てなく楽しめる真の茶道を追求していた。
信じるものは異なっていても、安寧な世を求める心は等しい。波打つ時代の狭間で両者の心が邂逅するとき、海を越えて歴史が大きく動き出す――。
日本と西洋が出会った天正の時代を情緒豊かに紡いだ歴史物語。
■著者紹介
鷹嶋 ちた(たかしま ちた)
茶道家
1957 年生まれ
大学生の際、在籍していた合唱団の一員として渡欧、バチカンにてローマ教皇パウルス6世にパレストリーナのモテットを献唱。
趣味、合唱、能楽(謡・仕舞・小鼓など)
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