新西行物語
憧れの月と花
弓張の 月にはづれて 見し影の やさしかりしは いつか忘れん
- ジャンル
- 小説 歴史・地理
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- 福田玲子・著
- ISBN
- 9784344946323
- 判型
- 4-6 ・ 276ページ
- 出版年月日
- 2023/9/22
内容紹介
平安末期、天才歌人・西行が長年想い焦がれた女性がいた。
忘れ得ぬその面影に惹かれて武士の道を捨て、家族を捨て、出家遁世し、生涯月と花を歌い続けた西行の軌跡をたどる。
生きることが難しい時代だからこそ、読んでもらいたい。
平安末期は、戦争、疫病、飢饉、大地震、大火災が打ち続く時代だった。貴族の世から武者の世へ。崇徳院と後白河院、平清盛と源頼朝。これは、激動の時代を、ひたすら月と花の美しさを歌い上げ、風のように自由に生き抜いた一人の男の物語。
■著者紹介
福田 玲子(ふくだ れいこ)
東京生まれ。神奈川県在住。東京女子大学文理学部日本文学科卒業、アジア国際語学センター(神奈川県横浜市)日本語非常勤講師。
著書「玉響物語」(国書刊行会)
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