歌集 古事記物語・異聞
神々の無念と嘆きが聞こえてくる
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- 新刊 その他
- 著者
- 松下 正樹・著
- ISBN
- 9784344971714
- 判型
- 4-6 ・ 136ページ
- 出版年月日
- 2015-03-05
内容紹介
最古の書物として人口に膾炙してきた『古事記』。その神代の巻からは、神々の妬み、苛めに始まり、肉親の死を嘆く声も聞こえてくる。日本の神々は、民と交わり、民とともに働き、人間同様死にゆく存在でもある。おそらく、神々は古代の日本列島に生きた人々の姿でもあるのだろう。王国の成立と興亡の歴史が『古事記』には秘められている。その歴史と人々の悲しみと喜びを歌で再現した、古代を旅する歌集。
■著者紹介
1939年、鹿児島県種子島に生まれる。1968年、東京教育大学(現・筑波大学)大学院農学研究科修了。2004年3月まで東京都板橋区役所勤務。著書『歌集秋津島逍遥』(2010)、『歌集北へ漕ぐ舟』(2011)、『花と散りにし 保元の乱を読む』(2013)、『歌集 忘らえなくに』(2014。以上、幻冬舎ルネッサンス)
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