タタールで一番辛い料理
どんな年だって、自分で選んだ人生を歩む。
- ジャンル
- 単行本話題の本 単行本 文学・評論
- シリーズ
- 新刊
- 著者
- 斉藤正幸・訳 アリーナ・ブロンスキー・著
- ISBN
- 9784344994089
- 判型
- 4-6 ・ 400ページ
- 出版年月日
- 2017/1/17
内容紹介
タタール人のロザリンダはまだ「おばあちゃん」になるような年じゃない。けれども娘・スルフィアは非合法の中絶手術に失敗し、孫・アミナートが産まれてしまう。とたんに巻き起こる恋の争い、家族に降りかかる悲喜劇――。富と幸福を求めて、ロザリンダは家族を約束の地ドイツに導くべく策をめぐらす。移民、人種問題、そして人間そのものへの深い洞察が光る、女たちの物語。
■著者紹介
アリーナ・ブロンスキー(Alina Bronsky)
1978年ロシア・エカテリンブルク生まれ。ベルリン在住。
子ども時代をウラル山脈のアジア側で、青年期をドイツのマールブルクとダルムシュタットで育つ。
大学で医学を専攻、中退後、ある日刊新聞のコピーライターと編集者として働く。
デビュー作“Scherbenpark“は書評家の絶大な賛辞を受けてベストセラーとなり「シーズンで最大のセンセーションを巻き起こした新人作家」と称される(シュピーゲル誌)。彼女の二作目となる本書は2011年の刊行後、デビュー作同様に書評家の注目を集めてベストセラーに。“Scherbenpark“はその間、ドイツの国語の授業で採用されるようになり、映画化もされた。
作品は現在約15か国で翻訳がされている。近年では“Spiegelkind(子)”と“Spiegelriss(ひび割れた鏡)”により、青少年向け作家としても成功を収めている。
翻訳:斉藤正幸
元会社員。
現在、神奈川SGGクラブ(神奈川善意通訳者の会)会員。
本書が初翻訳。
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