賀茂の半月
密通で流罪となるも、嵐で南伊豆に漂着、賀茂三島神社で生涯を終える官女兼子の史伝。第6回新潟出版文化賞文芸部門賞受賞。
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- 小川 龍・著
- ISBN
- 9784779001949
- 判型
- 4-6 ・ 146ページ
- 出版年月日
- 2007-08-07
内容紹介
江戸時代初期の1609年、十六歳で官女となった美少女「みつ」。天皇の寵愛を受けられず、そして密かに好意を寄せる茶屋又四郎に思いを告げられないまま、妻も妾もいる若手公家筆頭の花山院忠長といつしか関係を持つようになった。「広橋兼子」を名乗るようになっていたみつは、やがて密通が発覚し、時の将軍に伊豆国新島への流罪を宣告される。しかし兼子の乗った船は、嵐によって南伊豆石廊崎に漂着し、賀茂郡三島神社にて留め置かれることとなる。
■著者紹介
1940年群馬県生まれ。1965年群馬大学医学部卒業。1966年群馬大学医師・麻酔科学専攻。2005年新潟県阿賀町鹿瀬診療所勤務。著書に臨済宗の高僧・潮音道海を描いた『高僧・道海と消された経典』(2007年幻冬舎ルネッサンス刊)がある。
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