ひき裂かれた日本の美意識
明治維新は日本人の美意識まで変えてしまった。
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- 杉山・著
- ISBN
- 9784779002274
- 判型
- 4-6 ・ 192ページ
- 出版年月日
- 2007-09-30
内容紹介
江戸時代、日本人の美意識は世界の最高水準にあった。しかし、明治維新以降、西洋よりもたらされた合理主義思想が、日本文化の美意識、「みやび」「うつくし」「いき」「いつくし」等を無駄なものとして放棄させてしまった。
これらの美意識は日本民族の魂ともいえる感性であるのみならず、すでに独自に発見していた波状曲線や黄金分割の美学とともに、実は世界的に見ても最高水準の普遍的な美の概念を確立させていた。ヘーゲルやカントの思想を援用しながら、古代ギリシア・ローマおよび西洋近代絵画と浮世絵の対照を交えて、美の原像を詳らかに究明する。
束縛されない市井の研究者だからこそ成し遂げた、著者畢生の美学評論。
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