古代思想と世界認識
古事記、法華経義疏、易経を中心にその深淵なる世界を探る哲学書。
- ジャンル
- 単行本 人文・思想
- シリーズ
- その他
- 著者
- 小倉 典夫・著
- ISBN
- 9784779002908
- 判型
- 4-6 ・ 200ページ
- 出版年月日
- 2010-03-25
内容紹介
日本最古の歴史書である古事記編纂にあたって、編纂者である太安麻呂は何を参考にしたのか。この謎解きから、著者の無限なる「智」の世界は広がっていく。著者曰く、太安麻呂は、編纂当時、すでに易経を知っていたのではないか、と推論する。易経の知識を用いたことで、これだけの古典文学をまとめることが可能になったというのだ。その根拠を随所に見出しながら、古事記に隠されたもうひとつの世界へと読者を誘ってくれる。しかし、内容は古事記だけに限らず、法華経義疏や易経を中心に理論展開がなされている。極めて難解な内容であると同時に、著者独自の表現が多用され、加えて量子論や宇宙論、相対性理論などにも触れながら、無限の「智」の世界が本書で形成されてゆく。今は故人である著者が、長年にわたって研究を重ね、最後に世に問おうとした、人生最大の集大成である。
■著者紹介
昭和14年1月1日生まれ。39年 東京大学経済学部卒業、同年、セキスイ化学に入社。45年 東京大学印度哲学科修士入学。56年 臨済宗陽山派 苧坂光龍老師下 大事了華 内装業を営む。平成19年10月永眠。享年68歳。
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