日本美術界の実態 私の視点
日本美術界に潜む裏の顔を、目撃と体験から、その実態に深く鋭く切り込む
- ジャンル
- 単行本 ノンフィクション
- シリーズ
- その他
- 著者
- 須賀 通泰・著
- ISBN
- 9784779003110
- 判型
- 4-6 ・ 144ページ
- 出版年月日
- 2008-04-15
内容紹介
日本美術界に深く関わったものだけが知り得る裏の世界。その背景には、ホンモノを知らず、ただ「美」を「価格」でしか理解できない日本人のおそまつな認識力と、それが生み出す権威主義を食い物にした金権体質が存在する。著者の思いは唯一。胸を打つようなホンモノの美が正しく評価され、そして日本人がそれらに本当に感動できる時代がくること。本書は現在の美術界の実態を個人の立場から明らかにし、日本人の美に対する意識に警鐘を鳴らす。冒頭を飾る土門拳の写真が、美とは何かを問いかける。巻末の主要美術公募団体の歴史と現状をまとめた部分は、美術史としても貴重である。
■著者紹介
1930年、川崎市生まれ。彫刻家。東京美術学校(現・東京藝術大学)卒業後、1952年通産省デザイン研究機関に入所。工業デザイン啓蒙に尽くす。52年、第1回モダンアート協会賞受賞。55年、二科展太郎部屋に出品。その後、二科展評議員、理事を経て2000年に退会する。現代彫刻、工業デザイン、ネパール工芸についての著述がある。
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