限定モデルのハーレーを手に入れた男の涙と感動とユーモア満載のエッセイ。10代からバイクに魅了され、20代であこがれのバイクを手に入れながら、思わぬ事故に遭遇し、35才までバイクから遠ざかっていた著者。やがて、若い頃に抱いていた夢を再び実現するためにバイクに跨る。限定モデル、ハーレー・ダビッドソンＸＬ50を手に入れた著者は、暇な時間があれば、ただひたすらバイクを駆る。その様子をつづった日記からは、著者のハーレーを心底愛する気持ちが、実によく伝わってくる。バイク好きやハーレーフリークにとっては、風を切り走り抜ける臨場感を与えてくれることだろう。著者がそうであったように、夢や希望を失いかけている諸氏、特に中高年のサラリーマンにとっても、自分の生きがいを見いだせるきっかけを与えてくれる一書でもある。