好漢は懼れず 鎌倉最強伝
殺生の嫌いな武者がいた。
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- 大和田 稔・著
- ISBN
- 9784779005626
- 判型
- 4-6 ・ 232ページ
- 出版年月日
- 2010-02-20
内容紹介
6年に及ぶ源平争乱のち、源頼朝により鎌倉幕府が開かれた。ここに武士の時代が始まり、日の本中から鎌倉に屈強な武者たちが集結していた。そのうちのひとり、朝夷名三郎義秀には、決して忘れることのできない幼少期の思い出があった。それは、曾祖父・三浦義明との別れの際のことだった。一族を生き延びさせるために城に残る義明は、「坂田金時のような好漢になれ」と義秀に約束させた。そして、城は落ち、義明は討死にする。義明との約束を守るべく、義秀は武家相撲に日々精進を続ける。「好漢」とはどんな武者なのか、そのためにはどうすればよいのか、義秀は自問自答しながら名実とともに鎌倉随一の武者となっていく。ある日、権力を掌握せんと数々の陰謀をめぐらしてきた北条家の魔の手が、ついに義秀の一族にも伸びてきて……。殺生の嫌いな武者、朝夷名三郎義秀がひたむきに夢を追いかける姿を描いた歴史小説。
1973年、東京都荒川区生まれ。早稲田大学卒。大学で歴史民俗学を学ぶ。趣味は相撲を始めとする格闘技の観戦。柔道初段でもある。
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