皇国の興廃、この一戦にあり
東郷平八郎は、今日も日本のため甲板に立ち続ける。
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- 増刷 その他
- 著者
- 小林 克巳・著
- ISBN
- 9784779005688
- 判型
- 4-6 ・ 272ページ
- 出版年月日
- 2010-03-20
内容紹介
幕末、神奈川宿に程近い生麦村。ここで前代未聞の事件が起こった。島津久光の行列に乱入したイギリス人を、薩摩藩士が一刀のもと斬り捨てた。世にいう生麦事件である。これをきっかけに薩英戦争が勃発し、日本の一藩である薩摩藩が世界の表舞台に突き出されることとなった。その一部始終を見つめていた男がいた。のちにネルソン提督と並び称せられる東郷平八郎である。イギリスとの力の差を痛切に感じた東郷は、日本を守るためには、まずイギリスから学ぶ必要があるとイギリスへ留学することを決意。イギリス商船学校への留学が決まりその往路、アジアの国々が西欧列強に踏みにじられている現実を目の当たりにした東郷は、ますますその思いを強めていく。東郷平八郎を中心に、乃木希典、児玉源太郎、西郷隆盛、島津斉彬、明石元二郎ら、日本の独立を守るために諸外国と対等な立場を目指すことに生涯を捧げた人々の姿を描いた歴史長編小説。
昭和42年 福島県立医科大学卒業。医学博士。福島県立大学第一外科、水戸赤十字病院外科を経て、医療法人克仁会および社会福祉法人克仁会を設立、同理事長。現在、ひたちなか市医師会名誉会長、茨城県医療法人協会会長。著書に「秀吉と利休、相剋の朝」「信長と久秀、悪名の誉れ」(いずれも小社刊)がある。
『朱の大地』(2013年3月小社刊)
『信長と久秀、悪名の誉れ』(2008年10月小社刊)
『秀吉と利休、相剋の朝』(2007年9月小社刊)
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