歌集 秋津島逍遥
日本のおもしろさに旅装を解く暇もない。
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- 松下 正樹・著
- ISBN
- 9784779006159
- 判型
- A5 ・ 240ページ
- 出版年月日
- 2010-09-15
内容紹介
この歌集では、旅に焦点を当て、日本の風景を三十一文字に写し取る。詠まれた歌はどれも不思議な魅力を醸し出す。例えば、世界遺産にもなった北海道の知床では、鯱の母子の野生の荒々しさを的確にとらえつつもうらやましいと憧憬し、日本最西端の島・沖縄与那国島では海底遺跡を事細かに描きながら、古代の息吹を感じた興奮を饒舌に語る。冷静な中にも素直な感情がほとばしり、思わず日本の良さを見直さずにはいられない。四方を海で囲まれた島国であること、四季折々の豊かな自然をもつこととそこに育まれたすばらしい風土のことを。歌を通じて日本各地への旅を体験できる、ほかに類を見ない歌集。
1939年、鹿児島県種子島に生まれる。1968年、東京教育大学(現・筑波大学)大学院農学研究科修了。2004年3月まで、板橋区役所勤務。
『歌集 忘らえなくに』(2014年2月小社刊)
『花と散りにし 保元の乱を詠む』(2013年2月小社刊)
『歌集 北へ漕ぐ舟』(2012年2月小社刊)
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