生きていることは暖かい
<生と死>を巡る終わりなき思索の果てにみつけた<希望の光>とは。
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- 深江 允・著
- ISBN
- 9784779006562
- 判型
- 4-6 ・ 176ページ
- 出版年月日
- 2011-01-20
内容紹介
大学の歯学部教授として、研究と教育に没頭する日々を過ごしてきた著者。現在は退官して、平穏な日々を過ごしているようにみえる。しかし、これまでの人生を振り返ってみると、常にある一つの恐怖に囚われてきた。それは「死への恐怖」である。人間が死に向かって進む時間の中で生きているということを受け入れることができず、この世とは何か、生とはそして死とは何かと、時に不眠になり身体に変調をきたすまで悩み続けてきたのだった。死すべき存在としての運命を受け入れ、生を肯定的に生きることはできるのだろうか? 本書は、著者がもがき苦しんできた半生とその内面の切実な告白であり、人生の根本的な問題と向き合い続けた思索の記録をまとめた一冊である。
■著者紹介
1942年2月生まれ。東京医科歯科大学歯学部卒、同大学院修了。同大学助手を経て、鶴見大学歯学部教授(生化学)。2009年3月退官、現在同大学名誉教授。著書に『歯周組織再生とエナメルタンパク』(共著、永末書店、2002年)がある。
■著書
惣右衛門の遺言(2014年9月小社刊)
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