母を看取る ふたりで歩いた十年
ささいなことが、男手ひとつ10年続けた母の介護に終止符を打った
ジャンル単行本, 文学・評論
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- 柿本 尚志・著
- ISBN
- 9784779007033
- 判型
- 4-6 ・ 166ページ
- 出版年月日
- 2011-05-30
内容紹介
自分の将来をやり直そうと、42歳 で銀行を辞め大学教員を目指していた最中、母が倒れた。初めての介護に取り組むも、不慣れな掃除や料理に洗濯。母を支えよう、 そして何より母が喜んでくれればと願い努力する日々が続いた。若者に混じって勉強を重ねた大学院を 終え、順調に将来の夢も叶いかけたと思ったその時、ほんのちょっとの油断が、取り返しのつかない生涯最大の失敗 に……。その悔やんでも悔やみきれない思いと、介護ではあったけれども母とかけがえのない時間を過ごした幸せが綴られた介護体験記。
1954年、江戸時代から続く京都の老舗紙問屋の次男として生まれる。1978年、同志社大学商学部卒業後、大和銀行(現りそな銀行)に入行。18年勤務ののち、大学教員をめざして退職し大阪府立大学大学院へ。猛勉強の結果、念願の博士号を取得し、同志社大学で専任講師(任期付き)となる。この間同時並行で、母親の在宅介護にあたっていた。現在も、多数の大学、大学院で教壇に立ち続けている。著書『都市不動産の経済学』(2008年、ミネルヴァ書房)、『40歳で決めた大学教員の道』(2008年、幻冬舎ルネッサンス)ほか。
『40歳で決めた大学教員の道』 (2008年3月小社刊)
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