天国の青い蝶を求めて
肺がんの宣告からたった7カ月で逝ってしまった27歳の息子の闘病記
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- 山下 裕子・著
- ISBN
- 9784779007880
- 判型
- 4-6 ・ 224ページ
- 出版年月日
- 2012-02-15
内容紹介
著者は、双子の男の子と娘一人の3人の子供を持つ母。ある日27歳になる長男から「体調が悪い」と連絡を貰い、精密検査を受けさせたところ「肺がん」であることが発覚。病期は3B。手術による切除は不可能で、抗がん剤と放射線治療の併用治療法しかないという。突然の宣告に戸惑う家族。医師の心ない対応や治療法に疑念を抱きながらも、医療知識を持ち合わせない家族は言われるがまま従うばかり。そして放射線治療の副作用で間質性肺炎も併発。吐くほどの激しい咳に絶えず襲われ眠ることすらできないが、有効な治療法もなく病状は悪化の一途をたどる。西洋医学だけを信じ切ることもできず、「生きる」ことへの一縷の望みを託して怪しげな気功や健康食品、サプリメントなどにのめり込んで大金をつぎ込む母と息子……。けれど必死の看病もむなしく、わずか7カ月の闘病生活ののちに27歳の若さで息子は逝ってしまう。もし私たちや身近な人ががんを宣告されたときにどうすべきか? ――家族のあり方、病との向き合い方、医師や病院との付き合い方など、さまざまに考えさせられる闘病記。
■著者紹介
静岡県生まれ。津田塾大学大学院修了。東洋女子短期大学専任講師を結婚により退職。3人の子供に恵まれるが、長男を2011年11月21日、肺がんの放射線治療の副作用による間質性肺炎で亡くす。
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