つなみ
遠くのことのはずだった震災の余波が、私たちの生活をじりじりと蝕んでいった…。
- ジャンル
- 単行本 文学・評論
- シリーズ
- その他
- 著者
- 沢 正・著
- ISBN
- 9784779008368
- 判型
- 4-6 ・ 200ページ
- 出版年月日
- 2012-07-20
内容紹介
2011年3月11日、東日本大震災が発生した。津波による甚大な被害。直接的な被害を被っていない埼玉県に住む夫婦も、目もあてられぬ状況におののき、茫然としているだけだった。しかしながら震災の余波は、妻の失踪、夫の失業などに形をかえて、じわじわと夫婦におそいかかる。人々の心にまで及ぶ震災の被害。震災と津波が唯一残したもの、それは「生きること」そのものを考える“きっかけ”だった。震災によって心かき乱され、崩壊していく夫婦の生活を描いた長編小説。
■著者紹介
埼玉県出身。
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